第23問
エスピン-アンデルセンの福祉レジーム論に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 社会民主主義レジームの国々では、個人主義の理念の下、介護や医療は原則として市場原理で供給されている。
(自分の考え)×
社会民主主義レジームの国なら、個人主義ってことはないな。
ましてや市場原理でもない。
2 保守主義レジームの国々では、税を主な財源として普遍型福祉が提供されている。
(自分の考え)×
保守主義レジームの国なら、税を主な財源とするのは分かるが、普遍型福祉ではないだろう。
3 自由主義レジームの国々では、家族や地域のコミュニティによる福祉給付が理想とされている。
(自分の考え)×
自由主義レジームなら、家族や地域による福祉給付ではなく、個人主義の理念だろう。
4 3つのレジーム類型のうち「脱商品化」の程度が高いのは、社会民主主義レジームである。
(自分の考え)○
これはそうだと思う。
5 「脱家族化」とは、育児や介護を市場の役割とし、家族の役割を縮小する事である。
(自分の考え)×
むしろ逆。
家族の役割を拡大する。
自分の答え・・・4
解答・・・4
正解!!!
(神ってる。微妙に古い・・・www)
【解説】
1 社会民主主義レジームの国々では、個人主義の理念の下、介護や医療は原則として市場原理で供給されている。
(解説)×
スウェーデンをはじめとする社会民主主義レジームの国では、
包括的な社会権が保障され、公的に保障する普遍型福祉が実現している。
個人主義理念の市場原理は自由主義レジームの国です。
2 保守主義レジームの国々では、税を主な財源として普遍型福祉が提供されている。
(解説)×
ドイツをはじめとする保守主義レジームの国では、
福祉供給は家族や地域コミュニティを通じて行われるのが理想としている。
税を財源として普遍型福祉が行われるのは、社会民主主義レジームの国です。
3 自由主義レジームの国々では、家族や地域のコミュニティによる福祉給付が理想とされている。
(解説)×
アメリカをはじめとする自由主義レジームの国では、
個人主義の理念の下、市場原理に基づいて介護や医療を私的に購入することが理想とされている。
家族や地域コミュニティによる福祉の供給は、保守主義レジームの国です。
4 3つのレジーム類型のうち「脱商品化」の程度が高いのは、社会民主主義レジームである。
(解説)○
脱商品化=福祉制度の充実を通じて、生活がある程度できる概念。
その脱商品化が最も高いのが、社会民主主義レジームの国です。
5 「脱家族化」とは、育児や介護を市場の役割とし、家族の役割を縮小する事である。
(解説)×
脱家族化=育児や介護といった家庭の責任をどの程度まで緩和できるか、その程度を表す概念です。
(家族の役割の縮小や拡大なんて関係ありませんでしたw)
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