いつでも何処かへ行けるだろうという自信と
それでいて結局何処へも行けない現実
悲観的になりながら
深いところでの議論を避けてみたところで
どっちもどっちとしか見えない
哀しいとか空しいとか
何処にやればいいかわからない感情は
この際
オブラートにでも包んでしまおうか
とてつもなく好きなものに出逢いたい
いつもそれで満足を得られるような
何も無いわけじゃないけれど
指の間からすり抜けていくような現実感
誰かの人生を羨んだって
暗闇に放り込まれる覚悟はないだろ
光を願いながら何処にも行けないなら
暗闇の中を走り続けようか
まるでランニングマシーンみたいだ
走れど走れど景色は変わらず
距離も増えず
ただひたすらその場で走り続ける
このあてもない感情を
燃料にしてまた走ってしまう
どこまで行けるんだろう
どこにも行けないんだろうか
止まらないランニングマシーンに乗って