ただ今、高崎から自宅に帰るところですが、日経新聞の28面、『家事と愛とすれ違い』というタイトルで書かれた、円城 塔さんのコラムを読んでサービスと通じるものがあるなと感じました。
コラムには、
廊下にゴミが落ちていても、気にならない人は何も気にならず、そこにゴミがあることさえ目に入らない可能性があると…。
そしてそのことには悪気はないと。
ルールを決めても、それをどれくらいキチンとするか、そもそもキチンと…の捉え方は人それぞれだから、難しいとも。
家事というテーマで書かれていますが、サービスにも共通する話でした。
サービスで言えば、
まずゴミがあることを感じる
↓
捨てた方がいいと気づいて行動する
↓
ゴミが無い方がいい状態であることを感じる
の流れは大切ですね。
感じるアンテナを持っているかどうか、これはなかなか後から身に付けるのは難しいです。
「ゴミがあったら拾って」と言えば次回からは拾えるようになりますが、それしかしない場合が多い
他のことに転用できない
サービスで大切なこととして、『相手の立場に立つ』がありますが、つまりそれは、相手がどうして欲しいか感じ、想像し、それを行動に移すことです。
これはなかなか難しい…。
人によって何をして欲しいかは違いますし、それを感じとることもセンスが必要です。
こうした、感じる、気づく、想像するは、他の仕事でも重要だなと。
例えば、店のマスクケースを作るとします。
お客さまが使いやすく、店側の手間もかからないようにするためには、どんなデザインや紙質がいいか想像する。
上質の紙によっては、厚みや反発力があって、折り目が付きにくいなと想像する。
表面にコーティングされた紙を使うと、折る際に表面に痕が付くなと想像する。
で、試しにやってみて『やっぱり』想像したのと同じだったと感じる…。
想像力がないと、とにかく上質の紙で作ろうとそればかりに意識が向くことになりますよね。
結果、上質紙だけど残念な物が出来上がることになります
私も日頃から、こうした感じる、気づく、想像することを大切にしていきたいと思います。
それではまた