晩ご飯を食べながら、1997年最終戦ヘレスでのレースを再度チェックしてみた。
あの問題のシーン。
シューマッハがヴィルヌーブにわざとぶつけた場面。輸入版なので字幕も翻訳もないのだが、アナウンサーと解説書が明らかに「1994年、ヒルにしたことと同じことをシューマッハはまたやった」的なことを話していた。
幸いヴィルヌーブのマシンに大きなダメージはなく、わざとぶつけたシューマッハだけがリタイアとなり、逆転でヴィルヌーブが自身初となるワールドチャンピオンになった。父ジルが唯一手に出来なかったものといっても過言ではないだろう。それを約20年後に息子が実現したのだから最高に感動的な瞬間だった。

さて、シューマッハだが、書き込みなどではよくこう表記される。
「醜マッハ」
彼の行動・言動含め全てが「醜くて許せない」という気持ちの表れだろう。
昔からずっとそうだからエピソードには事欠かないのだが、最近のエピソードをひとつ。
シューマッハはつい最近こうコメントした。「ピレリタイヤのせいでドライバーは限界まで攻めることが出来ない。」と。もちろんピレリの責任者は反論。「シーズン前のテストでは逆のことを言っていた。全く理解出来ない。」と。
まぁ早い話、自分向きのマシンをチームに作ってもらったにもかかわらず、チームメイトのロズベルグに歯が立たないことが自分自身では消化出来なくて、八つ当たりすることしか出来ない。そしてその矛先を常に探している。
ただそれだけの話。
なんとも醜い「醜マッハ」らしいところだが、全盛期のように周りの全ての人間が自分のことだけを常に考えて行動してくれると思ったら大間違い。
でも、それぐらい自分のことだけ考えて行動しないと、ズルしてもさすがに7回もワールドチャンピオンにはなれないもんな。
世界の頂点に君臨するには必要なことなんやろな。
そこまで出来るか否かで違いが生まれるんやろな。
俺らみたいな一般人でも大きな成功を手に入れるには似たようなことせなあかんねやろな。
俺は負け組呼ばわりされようが、したくないし出来ないな。