先日、楽天イーグルス名誉監督野村克也氏講演会を聞く機会がありました。


ビジネスCRMのイベントの基調講演として氏が組織論について(というよりも、自身のこれまでの歴史や思考について)語っておられました。


当然、会場は満員です。



野球好きの僕からすれば、球界の裏話なんかもあり、すごく楽しめた!


その中で、ビジネスに通じる点で、非常に示唆に富む格言があったのでご紹介します。


■格言

『捕手は1日に3試合する』



実際の試合は1日1回です。


あとの2試合とは、、、



・試合前のイメージトレーニング


・試合後の振り返り



のことです。



①試合前に相手の先発メンバーを予測して、過去の試合のデータから戦略を練り、展開やスコアをシュミレーションし、


②試合中は、イメージトレーニングをもとにアクションをし、


③試合後にイメージトレーニングとの相違点や反省点を確認し、次の試合のイメージトレーニングに活かす。。。



捕手は経験がモノを言うポジションですが、このトレーニングのおかげで、普通の選手の3倍の早さで経験値を積むことができたそうです。



これって、よくビジネスシーンで言われる「仮説→実行→検証」のPDCAサイクルですよね。



氏の時代にこの考え方が体系化されていたかは疑問ですが、まさに野球の世界で生き抜くために身に付けた思考方法だと思います。



分野は違えど、やっぱり一流の人には共通する思考方法がありますね。



ちなみに、依然監督への意欲は満々のようでした。是非まだまだ野球の発展のために頑張ってほしいですね。


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