残暑厳しい秋空の下に、その猫はいました。
栄養失調のため片目が開いていない手のひらサイズ。
動かずにじっとうずくまっていました。
そこを通り過ぎたヒトは、一度家に戻ってから様子を見に行きました。
猫はまだいます。
優しく抱き上げて連れて帰りました。
買ってきた焼き鳥をあげると、ガツガツ食べました。
段ボールに入れて様子をみました。
しかし、家では飼えないと言われ、
肩に乗せて拾ったところへ戻しにいきました。
前屈みになって猫をおろそうとすると、
「イヤだ、イヤだ」と言わんばかりに、よじ登ってきました。
そのまま連れて帰りました。
それが、16年前の9月21日。
その猫は『右京』と名付けられ、
『う~ちゃん』とみんなから可愛がられました。
お布団で一緒に寝ることはなく、
いつも上に乗って周りの世界を見渡していました。
尿路結石をわずらいましたが、
ほとんど病院知らずの健康にゃんこ。
大きくなりました(なりすぎました)
長くもなりました。
元気いっぱいで老猫らしくなかったう~ちゃんですが、
尻尾の腫瘍切除手術後は、肝臓の検査数値が思わしくなかったりと、
歳を感じることが増えました。
正確なお誕生日はわかりませんが、
う~ちゃんがご主人様の子になって16年。
う~ちゃん16歳です。
これからも長生きしてね。








