約10年の不登校後、生活介護事業所に通う
重度知的障害自閉症  末っ子 K (19)と
凸凹ありのきょうだい児(兄、姉)と
ADHD気質の面倒くさい夫と
アラフィフ母さん(私) の今までと今と。






こんばんは。


今回は長男のハナシを…


我が家の長男は今月で26歳になりましたクラッカークラッカー




何度も書きましたが
長男は言葉も遅く3歳検診には引っかかり、
小さい頃からモジモジ君で
いつも私の後ろに隠れているタイプねー 



友達と遊びたくても
自分から「遊ぼう」とは決して声をかけられないねー



家の中でも

モラパパモラ妹に 振り回され
得体のしれない末っ子Kに 振り回され
疲弊してる母親にも 気を使い

常に自分を押さえ込み…


さぞかし生き地獄だったでしょう…(ホント申し訳ない汗)




ただ
おとなしく優しい長男、

小学生までは市営住宅に住んでいたおかげもあり
周りには友達が沢山いましたニコ



サッカー⚽️が大好きで
小学一年生からはサッカーのクラブチームに入り
楽しく過ごしていました。


その流れもあり中学入学で当たり前のように
サッカー部に入部したんですが…


顧問の先生がとても厳しい人で
昭和のようなシゴキ系の部活でしたあせるあせる



365日のうち部活が休みの日は7〜8日程度
お盆中や年末年始も練習試合を
入れるような顧問でしたアセアセ



朝練、夕練、もシンドそうでしたが
長男が何より辛そうだったのが

サッカーノート📓✏️


将来の目標、
本日の目標、
その目標達成の為に
やった行動、結果、反省を
毎日A4サイズのノートに
ビッシリ書き込み顧問に提出。

ビッシリです、ビッシリ!(端から端まで)

ビッシリじゃないと返却されますアセアセ



もともと国語が壊滅的だった長男…
毎日のハードな練習より
このサッカーノートが何よりストレスだったようえーん
 
サッカーノートをスラスラ書けず
毎晩、午前様でした。
挙げ句の果てには
サッカーノートを書く為に
夕飯を食べる時間が無いあせるあせるとか言い出す始末。

かなり追い込まれていました汗汗



それでも中1までは何とか耐えてましたが
部活以外にも塾通いが始まったあたりから



長男の様子がオカシクなりはじめました…真顔




ある暑い夏の日、庭にプールを出して
Kが遊んでました。こんなの↓

※画像お借りしました





夕方になりプール遊びを終えたKは
家の中でオヤツを食べています。


なのに、庭のプールに人影が…ガーンガーンガーン



誰かいるのか?と恐る恐る覗きにいくと…



なんと この↑プールに

上下ジャージ姿のまんま
プッカァ〜と仰向けで浮いている長男…ゲッソリゲッソリ


表情はウツロ…

かなり衝撃的なシーン滝汗滝汗滝汗




それからは、
年齢的に思春期突入だったのもあったのか


「半径1メートル以内近づくな」


オーラを撒き散らす長男…ニヤニヤ



わかりやすい暴言などは
私達親とKには吐きませんでしたが



ターゲットになった長女(妹)には

「ウゼー」「シネ」を連発爆弾爆弾



その時期、長女が落ち着いていたので


「お兄ちゃんが思春期突入で反抗期真っしぐら
だから申し訳ないけど大目にみてお願い」と

お願いして了承してもらってたのです。



がっ、家の中で通りすがりに

「ウゼー!キモい!シネ」と

自分だけに毎日のように浴びせられ、

あの長女が我慢し続けられるわけがないムカムカ



当然 兄姉ケンカが勃発爆弾爆弾


口の達者な長女に
口下手な長男が勝てるわけも無く…あせるあせる



口喧嘩で惨敗しイライラした長男、
自分の部屋でドカンドカンハッハッ
と始まるのです。


長男の部屋の壁には穴がポッコリ。



普段、我慢してばかりなのも
わかっていたので
頭ごなしに叱るのもアレだと思い
そんなにイライラしてるならコレ、どーぞと。

パンチングマシーングーグーを与えてみました。


しかし当時の長男のイライラに耐えきれず
2ヶ月で壊れましたダウンダウン 役立たずめーむかっむかっ



メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ



そして、
プールぷっかぁ〜事変の後
長男から「話があるんだけど」との申し出が。


長女やKが居ると話しづらいと思い
塾送迎の車内で聞くことに。


「部活を辞めたいんだけどいい?」 



…………‥‥‥……………………



実は、それまで私は何度も長男に
部活、辞めたら?と声をかけていました。


その時は、「辞めることなんて出来ないおーっ!
と、いつもヤケクソ気味に答えていました。


どうして辞められないのか?と訊くと


今まで友達が顧問の先生に辞めると言ったら
「勝手に辞めろ」と
一言で冷たくあしらわれているのを
目の前で見てたらしく

もはや「辞める」事すら
怖くて言えない状況だったみたいです。



でも、その後
長男なりに意を決して辞める決断が出来たので
改めて私に報告してきたんだと思います。



自宅から緊張しながら顧問の先生に
「辞めたい」を伝える為に電話をする長男。
(ドキドキが伝わってきました)


10分くらい話した後、長男が
「先生がお母さんと話したいんだって」
と言うので電話をかわりました。


顧問の先生は、

「長男くんはスタメンではないが
とても真面目で努力家なので
皆が嫌がる仕事や練習も
率先してやってくれるので
後輩にも見本になるタイプです。
なので部にはとても必要な人材なんです。
でも、今、長男くんと話したら
とても決意が固いようなので
仕方がありませんね…」

と言われました。


普段の長男なら萎縮するような相手から
「辞めないで続けてほしい」と言われたら
ほだされて続けてしまいそうですが

この時、自分の口でキチンと断れたのもあり
長男の中で1つ壁を越えられたようでしたキラキラ



その後は 壁に穴を空けたり
長女に暴言を吐く事もなくなりましたニコニコニコニコ



高校は 小、中学の同級生が1人も行かない
工業高校をあえて選択して

部活はやらないと言ってたのに
結局 弓道部に所属。


顧問の先生がとても良い先生で
市内の大会では
個人でベスト3に入る成績を残せたり
部活全体では全国大会に出場も決定しましたビックリマーク


ただ、その年 東北の震災があり
全国大会自体が無くなってしまいましたが…



中学でのサッカー部で
黒歴史でしかなかった部活動

高校で弓道を通して
良い先生と友人に恵まれたおかげで
長男にとって部活動が楽しい物で
締め括られて本当に良かったですほっこりほっこり




クマクマクマクマクマクマ




今年の誕生日は奮発して
ジェラードピケのパジャマを送ってみましたよ
喜んでもらえたラブラブ 母、嬉しいニヤニヤ



ちなみに長男のアイコンは
何故かKの写真だという…笑