〜現在18歳の重度自閉症  末っ子 K の
          約10年間の不登校生活を通じて感じた事を
         少しずつ書いていきたいと思ってます〜


ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ


こんばんはニコ
北海道も ようやく温かい日が続いていますが
 
まだ体調がスッキリしないワタシ…



ホント 老化って嫌ねニヤニヤ




ところで
我が家のすぐ近くに保育園がありまして
その園児さんと保育士さんが


よく目の前の公園で遊んでいます女の子男の子



その中に  どう軽く見積もっても
Kの後輩らしき男の子クンが おられまして


いつも先生に
「〇〇くん、ダメっていつも言ってるでしょ!」
「〇〇くん、ジッとしてなさい!」
「〇〇くん、座りこんじゃダメ!」
「〇〇くん、ダラダラしない!」
「〇〇くん、早くしなさい!」

と 強めに言われ 手をグイグイ引っ張られている。


その時の〇〇くんは 
いつもギュッと耳塞ぎをしているぐすん




なんだか もう見てられないんだけど…あせるあせる


近所のおばちゃんが いきなり口出ししたら
さすがに ビックリされるだろうし

どうすれば良いのでしょう…



キノコキノコキノコキノコキノコ




そういえば長女が中学生の頃

授業の一環でインターシップ(職業体験)があり
長女は 幼稚園を選択していました。



長女が参加したクラスには
自閉症の男の子がいました。



普通 インターシップの学生が来ると
園児たちは大喜びで くっついてくるんだけど


その T君だけは  朝からずっと
電子ピアノの下に 隠れて出てこないんですって。




長女は Kの事もあるので
すぐに 「Kの仲間だ!」と気付いて


先生に あの子の側に行ってもいいか尋ねたら


「あの子は、ちょっと難しいタイプの子で
いつもアソコから動かないの」

と言う説明を受けたそうですぶー




それで、長女は そのT君に近づいて 

側にペタンと座って 「こんにちはほっこり」と
声をかけたそうですが



その子は 長女の方をチラッと見て
すぐに 自分の世界に入ってたそうです。



そのあと 長女は
1時間 ずっと 何も話しかけずに
その子の横に座っていたそうです。



先生たちが
「その子の事は 構わなくてイイから」と
言われたそうですが


それでも 長女は 何も語りかけずに
ただ 側に座ってたんですって。

そして 更に30分 経った頃…



そのT君が なんと
ピアノの下から出てきて
長女の横にピタッと くっついてきたと!ガーンガーン



そこで長女は、Kと普段から遊んでた
キラキラシールを持ち込んでいたので


そのシールを T君の 手の甲にペタンと
貼ってあげたら


T君は
興味深々ラブで、そのキラキラキラシールを
ずっーと眺めながら
長女の側に座ってたそうです。



給食の時間になり
長女が立ち上がったら


なんとT君も 一緒に立ち上がり
長女の手を掴んで 離さないんですってお願いお願い



その後 給食も 午後からの活動も
ずっーと長女から離れず


歩く時もピッタリくっついて
座る時は 絶対に長女の膝の上  (可愛いですよねおねがい)



先生たちからは
「T君に どんな関わり方したの?」と
何度も訊かれたそうですほっこり





インターシップ終了の時間になり
T君は なかなか離れてくれなかったようですが


お別れを理解したのかどうなのか、

長女がT君の手に貼ってあげた
シールを一枚 剥がして



長女の手にペタンと貼ってくれたそうです笑い泣き


その時の羊のシールです
(感動し過ぎたので、画像保存してる私…滝汗)




なんか 凄くないですか?


このケースは稀かもしれないですけど

気持ちに寄り添うって

やっぱり すごく大事な事なんだと
思った出来事でした。