〜現在18歳の重度自閉症  末っ子 K の
          約10年間の不登校生活を通じて感じた事を
         少しずつ書いていきたいと思ってます〜


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先週は体調を崩してしまい
皆さんからの温かいコメントやイイね!を
いただきまして本当に嬉しかったです。
ありがとうございました爆笑



ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ



さて、長丁場シリーズのオマケです
                    (オマケといっても長いです)




1 短時間でも午前中から外出できるようにする
2 家族以外の人との信頼関係を築く




↑こんな目標を定めて
チャレンジスタートしましたが


Mさんとの やり取りは

1  の、外出に向けてスケジュールを
見れるようにする事を目標に絞ってました。



Mさんが訪問してくれるようになり、

2〜3ヶ月後あたりには
Kも スケジュールと言うものを
なんとなく理解し始めてました。




ただ、
頭では やらねばならぬと理解してても
色んな感情や事情が邪魔をして
そこに追い付かない 日もあるようです。





前回 サクサクと動いてたスケジュールも

今回は動きませんおーっ!!!

なんて日も 度々ありました。





こんな時は 必ず

何が原因だったかを検証し
原因が分かれば修正します。





この時の Kが動けなかった理由は


私(母)が 同じ空間(リビング)に
居たから。


私の事が 視覚的に刺激になり
気になって動けなかったんですね。



なので しばらくの間
Mさんが訪問した日は
私は長男の部屋に身を隠していました。



この時期のKは 感覚過敏も
いつも以上に研ぎ澄まされてましたので

視覚的にもかなり過敏さが出てました。


Mさんが 訪問する日は
夫にも絶対に家の中をウロウロしないよう
協力してもらっていました。




こんな風に Kがスケジュールを
取り組みやすいように
家庭内を整えていくうちに


KとMさんの関係性も変わってきましたニコ




最初は おそらくKにとってMさんは

「自分に やりたくない事を強要する人」

と言う位置付けだったのだと感じます。




でも、以前にも書きましたが

スケジュールの内容は

全てKが 
楽〜〜に こなせる事と
好きな事ばかりを 中心に入れてましたので


本当はKにとって嫌な事では無いんですよね。



ただ反発心が
拒否するという方向でしか表せないだけ。





Mさんは Kの反発心を強化させるような


言語支持で 何度も まくし立てたり
口調を荒げたり、
大声で話したり、
距離を詰めてきたり、
身体接触で促しをしたり、
急かしたり、

と、いう 関わりは 一切しません。



ただただジッーっと
Kの気持ちが切り替わるのを
待っててくれる


そして活動中は


楽しく 優しく Kがわかりやすい
関わりをしてくれる




時が経つ内にKは、

そんな関わりをしてくれるMさんの事を

今まで自分の周りにいた大人とは違う

と、思い始めたようです




その証拠に Kの方から
Mさんに発信するようになっていったんですびっくり




正直 始めたばかりの頃は

本当に このやり方で大丈夫なのかな?と
思ってた事もありました。


でも このTEACCHと言う療育は


Kの 1番のネックである不安感を軽減してくれるのは
間違いありませんでした。





言語の やり取りが苦手なKでも

Kに わかりやすいツールを利用すれば


いつまで、誰と、どこで、何を、

やれば良いかも 

自分の目で見て わかる。




人に 頼らなくても
自分の目で見て判断出来るって

すごく自信に繋がると思うんですよねお願い




そして、目で見て分かって見通しが立てば
不安感も グッと軽減されますもんね。


Kは

「Mさんは それを自分に教えてくれる人なんだ」


と感じ始めたんだと思います。



そんな小さな安心感が積み重なって

信頼関係って生まれてくるんだろうなって

KとMさんを 見てて感じましたニコ





そんな訳で

当初 Mさんとのやり取りの目的は

1  スケジュールを見て外出できるようにする

だけだったはずが



気づいたら いつのまにか

2 の 家族以外の人との信頼関係を築く


まで達成していたのでした拍手拍手拍手



本当に、本当に、有難い事です。





そして このMさんですが

本当に残念だったのですが
たった半年間の お付き合いでした。


我が家に訪問してくれて
5ヶ月 たった頃…


「実は 以前から臨床心理士の資格を
取りたいと思っていました。
年齢的にもギリギリで迷っていたんですが
今回  K君と お母さんに出会い
やっぱり もう一度 1から学び直したい!と
強く思いました。

そして、もしよろしければ
K君の事を研究会で発表させていただいても
宜しいでしょうか?」


と 言われたのです。



私は これからもっと沢山
いろんな事を教えてもらえるもんだと
思い込んでたので
ショックのあまりガーン言葉が出なく…




でも、今後 福祉業界には
Mさんのような方は絶対 必要だし
もっともっと頑張りたいと言っている
Mさんを応援したかった。


なので寂しかったですが

Kの事例で良ければ
どんどん活用してくださいと伝えました。



最後の訪問の日には


「今まで参加してきた数々の
勉強会や講習会、セミナーのどこよりも
K君との時間は私にとって有意義で
100倍は勉強になりました。

そして お母さんの努力や頑張りに
私達の方が勉強させていただきました。

お母さんなら大丈夫!
これからも K君の支援 頑張ってください!」



と最高の褒め言葉とエールをいただき

Mさんとの 濃厚な半年間を終えましたぐすんぐすんぐすん




今までの私のブログにチョイチョイ登場する
鬼軍曹さんの 一番弟子が
このMさんだったのでしたニコ

鬼軍曹さんからの打診で
Mさんは我が家にやってきたんです。



Mさんは 我が家での内容を
逐一  鬼軍曹さんに報告し
色んなプランを練って取り組んでくださいました。



そして、
Mさんが退職したと同時に
鬼軍曹は 他の部署に異動になり


この後 私は 完全に孤軍奮闘となる訳です…滝汗





この後も 続く 登校練習を含めた

Kとの 暗く細く長い長い道のり
色々あるわけなのですが…



それはまた おいおい 書いていきたいと
思っていますにやり




とりあえず 長丁場シリーズのオマケまでで
本当に最後です。


長い間 最後までお読みいただき
ありがとうございました!!