「あはは。またお父様に笑われながらデコピンされたぜ」
「まったく。本当にリュウトはお父様似よね。」
「ホントか!そうなのか。あっそうだ。あの子目覚ましたかな?いろいろと話したいことあるしな・・・それに。」
「それになに?」
リュウトは1分ほど黙ってしまった。
するとリュウトは、顔を上げた。
「妹にしたいなと思っているのだ。お前もおなじこと考えてるんだろ?」
「そっそうだね。おなじ事考えてた。」
私は。「へ?」と思った。
私を妹にするとか、とても無理なことなのだ。
こんな知らない人を妹にするだなんて。
私は、静かに目をあけた。
「おっ起きた。おはよう。大丈夫か?町で寝てると風邪ひくぜ。」
「あなたたちは?」
「私たちは、ここの住人よ。っていっても分からないわよね。」
私は固まってしまった。
リュウトが私に質問をしてきた。
「なぁ。お前に聞きたいことがあるんだけど。お前は誰だ?」
私は思わず質問にハテナマークが頭の上に浮かんだ。
リュウトは「誰だ?」とうるさいので、事情を話した。
全て。
すると。シュエンが「両親は?」っと聞いてきた。
私はその瞬間ピクッとなった。
「両親は事故で亡くなりました。」
私が落ち込んでいると、シュエンはこんなことを言い始めた。
「そうだったのね。それはつらいわ。じゃ。こういうのはどうかしら。」
「なにがですか?」
「私たちの家で一緒に暮らすの。私から家の人には話しとくから。」
私は驚いた。
こんな町にきてしかもこんな初めての人が優しいだなんて。
私はうれしくて泣きそうになった。
「こんな私でよければよろしくお願いします」
リュウトとシュエンは笑顔になった。
「ホントか!でっ名前はなんていうんだ?お前。」
「私はりりです。」
「私はシュエン、こっちがリュウトよ。よろしくね。」
こうして私はリュウトとシュエンとその家族との生活が始まる。
私はまだ一つ疑問に思っていることがある。
リュウトとシュエンの家族はどんな人たちなのだろうか。
なんでこんな大きな家に住んでいるのだろうかなどたくさんある。
私は今心臓がどきどきいっている。