長男の育児は悩みがつきませんでした。
現在年長になった息子はだいぶ落ち着きましたが、自己肯定感が低く、自信がないのか新しい挑戦をするのを怖がります。また、気持ちの切り替えや気持ちを表現するのがとても苦手です。
もともとの性格もあると思いますが、ママである私の接し方が悪かったことも原因だと思っています。
下の子が産まれて、長男が3歳になったころ
特に扱いが難しくなっていました。
赤ちゃん返りが始まったのです。
下の子は、長男とは比べものにならないくらい手のかからない子で良く笑い、はじめて育児が楽しいと思えるほどでした。
無意識に下の子のお世話をする時間が長くなり、私は長男の『さみしい』というサインを見逃していたのです。
どんどん
私と息子の溝が深まって行くなか
ひとつの本に出会いました。
『自己肯定感』
私にも息子にも足りなかったものです。
ちゃんと育てなきゃ。
そう思うあまり
肩に力が入り
毎日怒鳴っては、その後に猛省の繰り返し。
そんな子育てだったからか
長男に笑いかけてあげることも少なかったように思います。
私自身も育児への自信がなくなり毎日責めてばかり。
今思えばもう少し
笑顔で育児してあげれば良かった。
長男の気持ちを尊重してあげれば良かった。
長男を否定する言葉なんて言わなければ良かった。
気持ちが落ち着くまで待ってあげれば良かった。
この本を読んで思ったことは、私が
『無意識の内にこどもをコントロールしていた』
ということです。
「自主性」も「自己肯定感」も育たなくしていたのは、私の接し方にも問題があったのだと気がつき始めたのです。

