クロスカントリー大会中止
例年士別市で開催している「クロスカントリー大会」が積雪の量の多さから
開催までに間に合わないとの判断で中止となった。
今年が第41回目となるはずだったが、過去40年間で中止は無かったそうだ。
今では500人くらいの参加があり、また市内からも各少年団の子ども達も
多数参加している大会なので、中止ということは非常に残念であるが、
この状況下ではどうしようもない。
この積雪量は色々な分野で影響をきたしており、
特に農業などに与える影響は大きいものとなりそうだ。
冬期間も積雪量の多さに加え、非常に寒さが厳しかったのが今年の特徴で、
それに輪をかけて石油の高騰はたっまたものではない。
報道では主にガソリンのことを取り上げているが、北海道のような寒冷地では
ガソリンよりも灯油の価格高騰のほうが深刻である。
さて、今回の大会中止ももちろんではあるが、
今回のような積雪量や気温の低下を「稀にない」と見るのか。
もしくは「これからも起こりうる」と見るのか。
その違いは非常に大きいのではないかと思う。
自然災害は「観測史上初」などと言われることがここ数年増えてきている。
スポーツの記録と違って、記録を塗り替えても全く嬉しいものではない。
地震にしても「1000年に一度」などと言われるが、
これはこれまでの話しであって、私としてはそうは思えない。
東京の直下型地震についても、どれだけのことを想定していかなければならないか。
時間にゆとりの無い深刻な課題として考えなければならない。
自然災害にせよ、農業にせよ、各種分野において想定されるものの
枠を大きくしなくてはならないと強く感じている。