マフラープロジェクトin郡山市『その2』 | 士別市議会議員 渡辺英次 オフィシャルブログ「絆」Powered by Ameba

マフラープロジェクトin郡山市『その2』

先ほど、市の地域担当職員が各地区に出向き、


地域の要望などを聞き入れたり、市の事業の説明などを行う


「地域政策懇談会」に行って参りました。


若い人たちが全くいませんでした。大丈夫か!?



さて、『その2』として郡山市の仮設住宅などの


視察の報告をしたいと思います。


24日のビッグパレットふくしまの一角に


プレハブ構造の仮設住宅が並んでいます。


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こんな感じに密集しています。


この郡山あたりの冬期間の最低気温で-5度くらいだそうです。


もし士別なら、こういう住宅では大変ですね。


積雪はある、気温は-30度になったり。。。


この仮設住宅も断熱はさほど優れていないようです。


恐らく床の断熱は入っていない気がします。


基礎もないですからね。大変です。



そして、この住宅の一角にディサービスを行える施設や


診療所もあります。


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高齢者サポート拠点 あさかの杜 ゆふね」と言います。


ここでは、ここの仮設住宅に住む高齢者の生活などを聞きました。


現在では生活物資も特に不自由なく暮らせているそうです。


また、川内村にいるときは隣の家に行くにも数分、数十分


かかっていたのがここではみんなが並んで住んでいます。


コミュニティー施設もあるので、とても有意義にお暮らしされているようです。


私たちから見ると、被災された方には私たち以上に


楽しく暮らしてもらいたいと思うところもあるのですが、


色々な問題点というか課題もあるようです。



被災してから避難生活が始まりました。


当然、不自由な生活から始まり、故郷を離れる寂しさなど


私たちには考えられない苦しさもあるのですが、


その後、全国各地から応援メッセージや支援物資、


義援金などが集まったそうです。


全国からの精神的、物資的な支援があるのは非常に


ありがたいことではあるのでしょうが、そこにひとつ課題があるそうです。



震災から8ヶ月が過ぎました。


その間にたくさんの義援金や物資支援などがあると、


人は感覚的に「もらえる」という感がでる場合があるそうです。


「もらって当たり前」という気持ちではないのでしょうが、


支給されることが日常に感じてしまうのでしょうか。



もちろん全ての人ではなく、そういった感にとらわれている人が


出てきているということなのだと思いますが、


やはり被災された方にも社会人としての生活をしてもらいたいのだと


言っておられました。



こういったことは現地に行かないとわからないことですよね。



私たちも支援することを自己満足にするのではなく、


本当の意味での支援をするために、被災地や避難地域の


その後の情報も取り入れなければならないと感じました。


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この施設には同じく手編みの靴下と手袋をお渡ししました。


有意義に使っていただけると嬉しく思います。



そして私たちが訪問している期間に、川内村から出て避難生活をしていた


74歳のおばあちゃんが交通事故でお亡くなりになってしまいました。


非常に残念なことです。ご冥福をお祈りいたします。



川内村では郡山市のような交通量はありません。


当然、何十年もそういった地域で暮らしていて、急に大きいまちに来ると


交通の便は良くても、生活に馴染まないこともあるのでしょう。


幹線などの道路を渡ることに慣れていないことも、事故の観点から


危惧されることです。


こういった事故が二度と起こらないようにお祈りします。





そして今回、小中学校2校を訪問しましたが、


そこでも色々な学校生活の状況を聞き、


我々は報道では見えてこない課題があることを知りました。



初日の逢瀬中学校で、校長にお話をお伺いしていると、


逢瀬中と川内中の生徒は授業は別々のようです。


訪問する前までは、てっきり一緒の学級になり、


一緒の授業を受けているものと思っていました。



校長曰く、「1つの校舎に2つの学校がある」という感じだそうです。


この理由はお互いの教育カリキュラムを尊重し学校教育をする為とのことでした。


授業はもちろん、行事なども別々だそうです。


逆に、小学校では河内(こうず)小と、川内小の児童は


一緒のクラスになり一緒の授業を受けているとのことでした。



川内村の教育委員会の方にお聞きすると、


河内村教育委員会と郡山市教育委員会との話し合いの中で、


それぞれの学校が運営しやすい方法を取らせるという結論を出したようで、


今回の小学校や中学校のような違いがあるとのことでした。



私たちにはどちらが良いのかと言えませんが、


最低限考えなければならないのは、被災して非難した子どもたちも


被災した子どもたちを受け入れた側の子どもたちも、


それが原因で学校生活に支障をきたさないことだと思います。



子どもには平等に学ぶ権利がありますから、


国も自治体も、最大限の支援をしなければならないと思いました。



先ほども書きましたが、支援する私たちは、決して自己満足することなく


被災地の情報をリアルタイムにつかみ、その時々に必要とされる支援を


していきたいです。



そうそう、明日付けの地元紙の道北日報に今回の記事が載りました。


昨日、市長のところへ報告に伺ったときに取材を受けました。


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絆、いつまでも


本当にそう思います。


今回の子どもたちのあの笑顔を見たら、


やはりこの絆は太くしなくてはなりません。


コラッセ夏学校もそうだと思います。


今回、来られなかった子どもたちもいます。


是非、今後も川内村とは強くつながっていきたいと思います!



今回の訪問では行政対応として同行してくれたO橋さん、


お疲れ様でした!


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