網走管内高教組・網走教組合同教育研究集会 | 士別市議会議員 渡辺英次 オフィシャルブログ「絆」Powered by Ameba

網走管内高教組・網走教組合同教育研究集会

昨日22日、網走管内高教組・網走教組合同教育研究集会に参加してきました。


教員でもないのに参加させていただきすみませんでした。


K野先生には感謝しております。



先日も書きましたが、講演のテーマは


「困難や危機を抱える子どもたち ~その輝きと願い~」


です。講師は山﨑隆夫さんです。



山崎先生は、東京で小学校の教員をしていた方で


現在は都留文科大学の非常勤講師をしております。


著書も出されており、


「希望を生みだす教室」


「パニックの子、閉じこもる子達の居場所づくり」


「なぜ小学生が”荒れる”のか」


などがあります。



このたび私も入手。
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まだ読んでいないので、早く読もうと思います。



講演を聞いて、まず第一印象。


凄く優しいタッチで話すその口調は、聞いている人が心地よくなるなぁと感じたこと。


きっと子どもたちもこういった先生には心を開くのだろうなぁと思いました。



講義の内容は、「教員はこうしていかなけらばならない」といったことは全く無く、


先生の実体験のお話、そしてそれを通してこう考えているのだという内容です。


レジメはもちろんあるのですが、先生は話しているうちに色々と思い出すようで


話がずれまくりです(笑)でもそれが凄く良いのですよね。



子どもが荒れる、キレる、暴力を振るう、暴言を吐く、心を閉ざす。。。


このようにしか表現できない子どもはいったい何なのだろうか。


そう思ったときに、その姿や言動ばかりを直そうと考えてはいけない。


その裏にある子どもの心を見出すことが大切なこと。


そこの見えるのは、不安や孤立感などがその子どもを襲っているんです。


こんなことを先生はお話しました。



学校教育であれ、家庭での育児であれ、これは共通して考えるべきことですよね。


以前読んだコーチングの本にも書いてありました。


「日本のスポーツはコーチングではない。ティーチングなんだ」と。


コーチングとは教えることではなく、その相手の良さを引き出すこと。


今はようやく日本のスポーツ界もコーチングを考えるようになっていますよね。



そしてこれは、スポーツに限らず学校生活でも家庭生活でも


もちろん社会生活にも共通して言えると思っています。



私もついつい「こうやりなさい」といった言い方を子どもにしてしまいますが、


これでは駄目なんだよなと反省しています。


子どもにいかに頭を使って考えさせ、答えを見出させる。


こういったやり方をしたいと思っています。



学習に関しては日本の教育は答えをひとつにする傾向があるとのことで、


例えば「1」を教えるときにも、そのひとつを教えるときにいかにたくさんのことも


関連させて教えられるのか。


「学びの世界を広げる」


子どもの発想力の素晴らしさを尊敬し、そして脆さへの配慮を絶やさない。


こういったことが大切なのだとお話されていました。



荒れる、キレる、暴力を振るう、暴言を吐く、心を閉ざす。


こういった子どもたちを、山崎先生は幾度となく立ち直らせ


希望の光を当ててきたそうです。



そこには、先生に対する信頼や安心感、先生に対する憧れなどが


芽生えたのでしょうね。だから心を開いてくれるのだと思います。



私は子育てに対して自分の思いは非常に強いものがありました。


今もそうだと思います。


しかし、このようになるほど!と思ったことは是非自分も取り入れていきたいと


思いますし、教育のプロである教員の皆さんにもそう感じてもらえたらなと思います。



金八先生みたいな情熱家の先生もいれば、


山崎先生のような全てを受け止めてくれる大きな心の先生。


どちらにも言えるのは全身で子どものことを思うこと。


凄く大変なことだと思いますが、私たちには得ることの出来ない


喜びを子どもたちと共有できる立場だと思います。



是非、私たち親と一緒に子育ての文化の構築をしたいと思っています。