セブンスサイン
出口は入口、入口は出口
なるほど、彰殿、それはいわゆる玄関、というやつでござるな?
いや、
幾泊か時も流れ、腰痛もなくなってきたと油断したのもつかの間
閃光の如く、その痛みは苦い思い出のようによみがえるので候う
七つの印を持つ野獣が、いま、世に放たれたのでござる
カラン
猫忍者と薄桃色の騎士のもつグラスの中の氷が底を打った
やれやれでござるな
早々
なるほど、彰殿、それはいわゆる玄関、というやつでござるな?
いや、
幾泊か時も流れ、腰痛もなくなってきたと油断したのもつかの間
閃光の如く、その痛みは苦い思い出のようによみがえるので候う
七つの印を持つ野獣が、いま、世に放たれたのでござる
カラン
猫忍者と薄桃色の騎士のもつグラスの中の氷が底を打った
やれやれでござるな
早々
キミは既に包囲されている
僕が気が付いていないだけで、
実は何もかもすでに包囲されているのかもしれない。
街中に溢れかえる人ごみ、
道端で眠そうに毛づくろいしている猫、
夏への準備も万端な青々とした木々、
花粉まみれになりながら巣に蜜を運ぶハチ。
何気ない日常、いつもの風景。
そんな風に見えているのは実は僕だけなのかもしれない。時々そう思う。
皆、日常を何事も無いかのように過ごし、
ただひたすら来るべき日の"サイン"を待っている。
サインは"誰に"、もしくは"何に"向けて発信されるのだろう。
そしてサインにより何を行おうというのだろう。
完全に平和ボケしてしまった感覚に妄想という名の"警告"が時々襲ってくる。
実は何もかもすでに包囲されているのかもしれない。
街中に溢れかえる人ごみ、
道端で眠そうに毛づくろいしている猫、
夏への準備も万端な青々とした木々、
花粉まみれになりながら巣に蜜を運ぶハチ。
何気ない日常、いつもの風景。
そんな風に見えているのは実は僕だけなのかもしれない。時々そう思う。
皆、日常を何事も無いかのように過ごし、
ただひたすら来るべき日の"サイン"を待っている。
サインは"誰に"、もしくは"何に"向けて発信されるのだろう。
そしてサインにより何を行おうというのだろう。
完全に平和ボケしてしまった感覚に妄想という名の"警告"が時々襲ってくる。
第二十七撃:猫神
いつの時代にも不老不死を望む人はいる。
富と権力を使いそれを得るもの。
望まずともそれを得てしまったもの。
不老不死を手にした人が望むもの。
それは死だ。
しかし、人として死ぬことはもう出来ない。
人が死を望むなら、人でなくなればいい。
不老不死を手にした人はやがて神になる。
時に神は勇者によって倒される。
「う、ぐぐぐぐ・・・・」
HELL(ヘル)Near(ニア)
「地獄が、僕に、近い・・・だと・・・」
HELL(ヘル)Near(ニア)
HELL(ヘル)Near(ニア)
HELL(ヘル)Near(ニア)・・・
ぴきーーーーーーん!!!!
その時坂羽の中でなにかが目覚めた!!
「ふおぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!」
神を討つ聖剣。
こんなところにあったのか!!
僕の股間に輝きを放つ一本の丸太!
2個の鉄球までぶら下がっている!!
これはまさしく、
モーニングスター!!
「きゃあぁぁぁ!!い、いきなりそんなもの見せつけていったいなんなんですか!?」
カオリさん、
神になった今でも乙女心は忘れていないようだね。
でも、それじゃあ君を救うことは出来ない!!
僕は地獄の勇者として、君を討つ!!
「ぬぬぅ、ついに坂羽が目覚めたでござるな。
なんだか、拙者久しぶりの登場のような気がするでござるがな。
拙者アキラちゃんも不老不死の身体を得て神になった一匹、『猫神』でござる。
そう、拙者も神の端くれ。
神を討つことが出来るのは、神とその力を授かった勇者のみ。
坂羽殿、そなたがカオリ殿を討つなどとはまことこの世の悲しみなり。
ここは拙者にでしゃばらせて貰うでござる。
だがしかし、この小さな猫の身体で神二人を討つ波紋エネルギーを放つことは死を意味すること。
しかし、それも本望でござる・・・。
不意打ち御免!いくでござる!!」
猫ズームパンチ!!
・・・・・・・。
朝日の光で坂羽とカオリは目を覚ました。
神聖な朝の日の光を浴びても二人は消滅しなかった。
アキラちゃんの猫ズームパンチによって、
二人は神として死に、人の肉体と魂だけが残ったのだ。
「アキラちゃん・・・。」
カオリは不意にその名前を声に出していた。
うつむく坂羽の視線に見覚のある猫の首輪が落ちているのが映った。
どこかのメイド喫茶オリジナルの首輪だ。
「またな!あんたとはまた、いつかどこかで会える気がするよ」
またな、そうわずかに聞き取れるほどの小さい声でつぶやいた。
親指を立てて、片目を閉じる。いわゆるウィンクってやつだ。
「げっ!坂羽さん、何こんな時にウィンクなんてしてるんですか。キモッ!
私お腹すいたんでさっさと帰りましょう。あ、それで今日ペットショップにでも行って
かわいい猫ちゃんでも見に行きましょう。真っ白な上品な女の子の猫ちゃんいないかなぁ♪」
「え、ちょっ、カオリさん切り替えはやっ!」
女心、雲のよう、明日吹く風は、どこへやら、で、ござる。
富と権力を使いそれを得るもの。
望まずともそれを得てしまったもの。
不老不死を手にした人が望むもの。
それは死だ。
しかし、人として死ぬことはもう出来ない。
人が死を望むなら、人でなくなればいい。
不老不死を手にした人はやがて神になる。
時に神は勇者によって倒される。
「う、ぐぐぐぐ・・・・」
HELL(ヘル)Near(ニア)
「地獄が、僕に、近い・・・だと・・・」
HELL(ヘル)Near(ニア)
HELL(ヘル)Near(ニア)
HELL(ヘル)Near(ニア)・・・
ぴきーーーーーーん!!!!
その時坂羽の中でなにかが目覚めた!!
「ふおぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!」
神を討つ聖剣。
こんなところにあったのか!!
僕の股間に輝きを放つ一本の丸太!
2個の鉄球までぶら下がっている!!
これはまさしく、
モーニングスター!!
「きゃあぁぁぁ!!い、いきなりそんなもの見せつけていったいなんなんですか!?」
カオリさん、
神になった今でも乙女心は忘れていないようだね。
でも、それじゃあ君を救うことは出来ない!!
僕は地獄の勇者として、君を討つ!!
「ぬぬぅ、ついに坂羽が目覚めたでござるな。
なんだか、拙者久しぶりの登場のような気がするでござるがな。
拙者アキラちゃんも不老不死の身体を得て神になった一匹、『猫神』でござる。
そう、拙者も神の端くれ。
神を討つことが出来るのは、神とその力を授かった勇者のみ。
坂羽殿、そなたがカオリ殿を討つなどとはまことこの世の悲しみなり。
ここは拙者にでしゃばらせて貰うでござる。
だがしかし、この小さな猫の身体で神二人を討つ波紋エネルギーを放つことは死を意味すること。
しかし、それも本望でござる・・・。
不意打ち御免!いくでござる!!」
猫ズームパンチ!!
・・・・・・・。
朝日の光で坂羽とカオリは目を覚ました。
神聖な朝の日の光を浴びても二人は消滅しなかった。
アキラちゃんの猫ズームパンチによって、
二人は神として死に、人の肉体と魂だけが残ったのだ。
「アキラちゃん・・・。」
カオリは不意にその名前を声に出していた。
うつむく坂羽の視線に見覚のある猫の首輪が落ちているのが映った。
どこかのメイド喫茶オリジナルの首輪だ。
「またな!あんたとはまた、いつかどこかで会える気がするよ」
またな、そうわずかに聞き取れるほどの小さい声でつぶやいた。
親指を立てて、片目を閉じる。いわゆるウィンクってやつだ。
「げっ!坂羽さん、何こんな時にウィンクなんてしてるんですか。キモッ!
私お腹すいたんでさっさと帰りましょう。あ、それで今日ペットショップにでも行って
かわいい猫ちゃんでも見に行きましょう。真っ白な上品な女の子の猫ちゃんいないかなぁ♪」
「え、ちょっ、カオリさん切り替えはやっ!」
女心、雲のよう、明日吹く風は、どこへやら、で、ござる。
第二十六撃:ヴァンパイアハンター
坂羽さんはきっと私のところに再び来るのだろう。
意図的ではなかったとはいえ、吸血鬼の呪いを私に感染させておきながら、
今度はヴァンパイアハンターとして、再び私にアイに来る。
彼と再会したとき私はどうすればいいのだろう?
彼と戦う?
彼を説得させる?
私が逃げる?
どれも今の私には選べなかった。
ただ悩んでいてもいつかは結論を出さなければならないトキが刻一刻と迫っていた。
意図的ではなかったとはいえ、吸血鬼の呪いを私に感染させておきながら、
今度はヴァンパイアハンターとして、再び私にアイに来る。
彼と再会したとき私はどうすればいいのだろう?
彼と戦う?
彼を説得させる?
私が逃げる?
どれも今の私には選べなかった。
ただ悩んでいてもいつかは結論を出さなければならないトキが刻一刻と迫っていた。
第二十五撃:腰痛
「ハウアッ!!」
バッツツキューーーン!!!!!
それは閃光の如く僕の体を貫き、その後すぐに僕は動けなくなった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ああ、よくわかるよ。すごくよくわかる。
地獄がお前に近いのさ。
そう、HELL(ヘル)Near(ニア)
「あああ、、、、ああああ、、、」
情けなく地べたをはいつくばる僕。いつも何気なく動かしていた体が動かない。いや、動かそうとするとそれを激痛が邪魔し、僕の意図しない方向に体が流れるのだ。
「これが。。君のスタンドか??」
to be continued....
バッツツキューーーン!!!!!
それは閃光の如く僕の体を貫き、その後すぐに僕は動けなくなった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ああ、よくわかるよ。すごくよくわかる。
地獄がお前に近いのさ。
そう、HELL(ヘル)Near(ニア)
「あああ、、、、ああああ、、、」
情けなく地べたをはいつくばる僕。いつも何気なく動かしていた体が動かない。いや、動かそうとするとそれを激痛が邪魔し、僕の意図しない方向に体が流れるのだ。
「これが。。君のスタンドか??」
to be continued....