先日、愛する人を自死で亡くされた方から、カウンセリングのご依頼がありました。  


愛する人が「地獄で苦しんでいるのではないか」、そして「自分を恨んでいるのではないか」と。



「自死したら地獄へ堕ちる」「成仏できない」というのは、昔から言われてきたことですし、未だにそういった発信も見受けられます。


死後のことは、実際に死んでみなければ分からないことですが、分からないからこそ、そういった発信が遺族の方々のさらなる苦しみに繋がっているのだと感じました。


私がはっきりとお伝えしたいのは、「自死したら地獄へ堕ちる」というのは、“生きている人間”が勝手に作り上げた概念に過ぎない、ということ。


今回もお話を伺っている最中に、亡くなった方からメッセージが伝わってきたのですが…


もし地獄で苦しんでいるのなら、そんな余裕なんて無いはずですよね昇天


それに、伝わってくる感覚がとても穏やかで、楽しそうなんです。


私たちに、ちょっとしたイタズラを仕掛けてみたり(笑)


亡くなった方たちは、どんな亡くなり方であれ、苦しむどころか愛する人のそばに居て、温かく見守ってくれています。



実は、以前ブログに書かせて頂いた方も自死でお亡くなりになっていたのですが 、やはり伝わってきた感覚はとても穏やかでした。



相談者様が席を外した際に、「コイツ、良い奴だろう?」なんて言ってきたりして(笑)


本当に、亡くなり方に関係なく「肉体が無くなっただけ」なんですよね。


生きていた時に相当に悩み、苦しんだ末に自死を選択してはいるので、残された側としては諦めもつかないし、受け入れることも難しい。

 

でも、“あちら側”に行ってしまうと、亡くなった時の悩みや、痛みや苦しみは、大した問題ではなくなるようです。



亡くなると、生きている間に起こった様々なこと、悩みや苦しみも、「そういうことだったのか」と全てが“分かる”そうです。

そういう最期を遂げることで、周りの人達に“気づき”を与える役割だったのかもしれませんね。

 

「それなら自死して良いのか」となると少しお話は変わりますし、地獄に行かずとも「その場に留まって成仏できない」というお話もありますので、その辺りはまた改めて書きたいと思います。


今回「自死遺族の方々が陥りやすい苦悩」に気づかせて頂いたので、少しでも遺族の方々が楽になればと思い、相談者様の承諾を得た上で書かせて頂きましたにっこり


それではまた。



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