前回のブログに、「やらずに後悔するより、やって後悔した方が良いですものね」とコメントを頂きました。



私は数年前まで、「やって後悔するぐらいなら、何もしない方がいい」というタイプの人間でした。


でも、ある時ふと「このままだと、死ぬ時に絶対後悔する」「本当にそれでいいのか?」と思ったんです。


当時は葬儀会社で働いていたので、その影響も大きかったと思います。


若干エンパス体質もあるのか、ご遺体やご遺族の方に接していると、満足した最期だったのか、心残りのある最期だったのか。


亡くなった方の「最期の感覚」って、何となく伝わってくるんですよね。


「このまま死ぬのは嫌だ」と思い立ってすぐに、“カウンセラー養成講座”に申し込みました。


生まれて初めて「周りの反対を押切ってまでも」やりたい事をやろうと思った瞬間でした。



葬儀の仕事は、ずっとやりたかった仕事でしたし、もっと知りたい、極めたい、とも思っていましたが、勉強に集中するためにあっさり辞めました。


故人を見送る「セレモニー」だけでなく、「人とは何か」もっと本質的なことを知りたい、扱いたいと思うようになっていました。


いつの間にか「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」に変わっていたんですね。


それからは、「やりたい」と思ったことを行動に移せるようになったのですが、いざ行動してみると、「やって後悔」や「失敗」なんて存在しない、と気がつきました。


「自分には合わなかった」とか「力不足だった」だとか、「コレは必要なかった」というのは、実際に行動してみなければ分からないことなんですよね。


自分に何ができるのか、何が足りないのか、自分に向いているのか、向いていないのか。


行動してみてはじめて、自分の“現在地”が分かります。



そして、そこには必ず“学び”や“気づき”があります。


そこから軌道修正したり、方向転換したり。


自分が思った通りにはならなくても、何かしら“得るもの”があれば、それは必ずしも「失敗」とは言えない。


失敗からしか学べないこともある。


今はそんな風に思っています。


カウンセリングに関しても、以前のように「コレで食べていく!!」という思いは全く無く、「必ず今後に活きてくるんだろうな~」という程度の認識になっています。


当初の予定とはかなり方向性がズレてきましたが、「そこにこだわらない」というのも、大切だと思います。


こだわっていると視野も狭くなり、「それ以外は全て失敗」という捉え方になってしまいますから。



最近、ある経営者の方とお話する機会があったのですが、「やろうとする事は大体周りに反対されるし、理解してもらえないのがしんどい」と仰っていました。


経営者の方たちとお話していると、孤独を感じている方が多いんですよね。


それは、身近にいる人たちと“見ている視点”が違うから、なのですが…


業種ややりたい事が違っていても、“同じ視点の人”と繋がるだけで、救われたりします。


私のやりたいことを話しても、そういう方たちは否定せず、「面白いね」と言ってくれるんですね。


周りに反対されるのは「私がダメだから」ではなく、ただ「周りと見えているモノが違う」だけなんです。



だから、周りに反対されたからといって、諦めたり、自信を失くさなくてもいい。


それに、反対する人は大半が「挑戦したことの無い人」ですから。



「やりたい事があるけれど、二の足を踏んでしまう」という方のヒントになればにっこり


それではまた。




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