先日、盲目のピアニスト辻井伸行さんの演奏を聴きに行ってきました。


そのことを知人の方にお話したら、「実は中学の時、吹奏楽部だったんだよね」というお話になり。

「そういえば私も、吹奏楽やりたかったんだった」と思い出しました。


中学校の体験入部の時、はじめに吹奏楽部に行きました。

特に楽器を習っていた訳でもないけど、ないからこその?憧れがあったんです。

次の日は弓道部に行きました。

弓道もやったことは無かったけど、父たちがやっているのを見て「カッコイイ」と思っていたので。

今まですっかり忘れていましたが、私の中では、吹奏楽部か弓道部が本命だったんですよね。


でも、弓道部の顧問の先生(初対面)に、「河田は陸上とか、そういう方が向いてると思うぞ」と言われ、それを鵜呑みにして陸上部に。

でも走るのはあんまり好きじゃなかったので(笑)

練習について行けないと感じて、最終日に水泳部に行きました。

確かに水泳は好きでしたが、入るつもりはなくて。

でも、最終日にして私が初めての体験入部だったらしく、3年生の先輩方に囲まれ、「絶対入るよね!?」と…

結局、先輩方の圧に負けて、水泳部に入部しました(笑)


今思えば、部活ひとつを決めるのにも、先生や先輩の意見に流されっぱなし。

自分がやるんだから、純粋にやりたい部活を選べばいいのに…

その頃にはすっかり、自分のことを自分で決められない、アダルトチルドレンだったんですね。

思い返してみると、着るもの、食べるもの、見るテレビ…全部母親の言いなりでしたから。

「コレが良い」「コレは嫌だ」と言ったところで、全て却下されていたし。


母は母なりに、良かれと思ってやっていたのだと思いますが、幼い子供への影響って計り知れないものです。

そこそこ大人になってからも、着るものや友達付き合い、職種に口を出され続けて。

「心配だ」というのも分かります。

でも、これは私の人生。

「なんで自由にさせてくれないの?」
「なんで信頼してくれないの?」

そんな人生じゃ、つまらなくて当然。
「生きてる意味」が分からなくなって当然。


それに気づかず、「つまらない人生だった」と生涯を終える人もたくさんいます。

気づいたらやり直したらいい。

何歳からだって、死ぬ前だったら遅くない。


「あなたのため」「心配だから」が、後々大きな影響を及ぼすこと、子育て中の方にもぜひ知っておいてもらいたいな、と思いました。

それではまたにっこり