先日、久しぶりに友人と会ったのですが、友人は「夏になるとメンタルが落ち込みやすい」そうで…
以前にも、自律神経について少し触れましたが、
この機会に、もう少し詳しく書いておこうかなと思いました。
死別や離別、災害など、過去に何かつらい体験をした時期に合わせて、繰り返しメンタルが不調になることがあります。
そうでなくても、1日の中でもバイオリズムは上下しますし、月単位、年単位のバイオリズムもあります。
季節の変わり目などで気温差が激しくなると、それだけで自律神経は乱れます。
通常は、「上がったら下がる」「下がったら上がる」という緩やかな一定のバイオリズムなのですが、
原因の特定は、自分で整えられるようになってからで充分。
ある程度、自分で整えられるようになってからでないと、原因を特定する過程で“凍りつき”や“過覚醒”の状態になり、向き合うこと自体がしんどくなってしまいます。
整え方は簡単で、「意識的に体をリラックスさせること」。
自律神経が自力で調整できなくなっているので、“意図的に調律してあげる”イメージです。
呼吸は、吸う時に交感神経(緊張)、吐く時に副交感神経(リラックス)が優位になります。
息を吐く時に、口からゆっくりと長めに吐くだけで、高まった緊張を和らげます。
私も最近になって気がついたのですが、ベッドに横になってリラックスしているつもりでも、意外と首や腕、顎などに力が入っていたりします。
力が入っていると、なかなか眠りにつけません。
リラックスの呼吸を意識しながら力を抜くようにしたら、スムーズに眠りにつけるようになりました。
大の字になって寝ると体の力を抜きやすく、肋骨が広がって深い呼吸もできるのでおすすめです。
あとは、ゆっくりと湯船に浸かったり、ストレッチをしたり、好きな香りを嗅ぐなど、ありきたりの方法ではありますが、何となく行うのと、呼吸やリラックスを意識して丁寧に行うのでは、効果がかなり違ってきます。
仕事の合間などに取り入れる癖をつけると、ストレスが溜まりすぎるのを防ぐこともできます。
私や友人のように、「満月の前」や「夏になると」といった傾向が分かっている場合は、「あぁ、いつものやつだな」と気づくだけで、落ち込んだとしても深みにはまらず、回復を早めることができます。
自分を客観視することで、ネガティブな感情に飲み込まれなくなるんですね。
前もって心構えができるので、あらかじめスケジュール帳などに書き込んでおくのも良いかもしれません。
ちょうどこれからの時期、夏の疲れと寒暖差で自律神経が乱れがちになります。
自律神経は体調だけでなく、メンタルとも深く関係していること、少し気にかけて過ごしてみてください
それではまた。