「そういえば、“アンガーマネジメント”も学びたいと思っていたなぁ…」と思い出し、以前買ったものの、すっかり本棚の肥やしになっていた本を引っ張り出してみました(笑)
こちらは、かなり入門的な内容になります。
本格的に学びたい方向けではありませんが、「いつも感情的になってしまう」という方が、“怒り”について知るのにはとても分かりやすい解説だと感じました。
シーン別「感情の伝え方」の例文も載っていて、「こんな伝え方もあるんだ」という気づきもあるかもしれませんね。
ただ実践するとなると、これを読んだだけでは難しいなぁ…という印象ですが。
まずは“知ること”が一番大切ですから
「怒りは二次感情」と言われています。
“怒り”は瞬間的に湧き上がる、とても強い感情なので、私たちは“怒り”だけを感じているように認識しています。
でも実はその裏には、寂しい、悲しい、つらい、不安など、本当の感情である“一次感情”が潜んでいます。
その一次感情が「分かってもらえない」と感じた時、“怒り”となって表出するんですね。
怒りをコントロールするには、まずは「なぜ自分は怒りを感じるのか」を理解することから始まります。
怒りは、“今ここの感情”ではなく、過去の感情を投影していることもあります。
例えば、急ぎでもない要件なのに「LINEの返事が遅い!!」と怒る人は、LINEの返事が遅くて困っているから怒る訳ではありません。
「自分が大切にされていない」という思い込みから、“寂しさ”を感じているのかもしれませんし、「相手をコントロールできない」という、“不安”からかもしれません。
それをさらに深めると、幼い頃の親との関係性や“間違った思い込み”、過去の嫌な経験などが根底にあったりします。
その辺りの自己理解が進むと、怒りを感じることも減りますし、感じたとしてもすぐに落ち着くことができるようになります。
「怒りを感じやすい」というのも悩みの種かもしれませんが、「怒りをぶつけられる」というのもなかなかしんどいですよね。
“怒り”はお互いにとって大きなストレスになります。
長くなってきたので、また次回に続きますね