「そういえば、“アンガーマネジメント”も学びたいと思っていたなぁ…」と思い出し、以前買ったものの、すっかり本棚の肥やしになっていた本を引っ張り出してみました(笑)



こちらは、かなり入門的な内容になります。


本格的に学びたい方向けではありませんが、「いつも感情的になってしまう」という方が、“怒り”について知るのにはとても分かりやすい解説だと感じました。


シーン別「感情の伝え方」の例文も載っていて、「こんな伝え方もあるんだ」という気づきもあるかもしれませんね。


ただ実践するとなると、これを読んだだけでは難しいなぁ…という印象ですが。


まずは“知ること”が一番大切ですからにっこり



「怒りは二次感情」と言われています。


“怒り”は瞬間的に湧き上がる、とても強い感情なので、私たちは“怒り”だけを感じているように認識しています。


でも実はその裏には、寂しい、悲しい、つらい、不安など、本当の感情である“一次感情”が潜んでいます。


その一次感情が「分かってもらえない」と感じた時、“怒り”となって表出するんですね。


怒りをコントロールするには、まずは「なぜ自分は怒りを感じるのか」を理解することから始まります。



そして、「普通はこうだよね」とか「こうするべき」といった「べき」が多い人は、怒りを感じやすいです。

自分の中の“譲れない価値観”を裏切られると、“怒り”が湧きます。

一般常識の範囲内であっても、その程度は人によって様々。

以前の職場でも、「始業30分前には出勤するように」と言う人もいれば、「5分前でいいよ〜」と言う人もいました。

「30分前には…」と言う人は、同じように始業前に出勤していても、5分前では許せないんですね。

言い換えると、“許容範囲が狭い”とも言えます。

物事の捉え方を変えて許容範囲を広げることで、無駄な怒りを減らすことができます。


怒りは、“今ここの感情”ではなく、過去の感情を投影していることもあります。


例えば、急ぎでもない要件なのに「LINEの返事が遅い!!」と怒る人は、LINEの返事が遅くて困っているから怒る訳ではありません。


「自分が大切にされていない」という思い込みから、“寂しさ”を感じているのかもしれませんし、「相手をコントロールできない」という、“不安”からかもしれません。


それをさらに深めると、幼い頃の親との関係性や“間違った思い込み”、過去の嫌な経験などが根底にあったりします。


その辺りの自己理解が進むと、怒りを感じることも減りますし、感じたとしてもすぐに落ち着くことができるようになります。



「怒りを感じやすい」というのも悩みの種かもしれませんが、「怒りをぶつけられる」というのもなかなかしんどいですよね。


“怒り”はお互いにとって大きなストレスになります。


長くなってきたので、また次回に続きますねにっこり


 

 


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