スピリチュアルのジャンル?のひとつに“ツインソウル・ツインレイ”という考え方がありますね。
発信されている方も沢山います。
少し前までは私も、「素敵だな〜」と思っていましたが、そう思っていたからこそ、最近疑問を感じるようになりました。
この疑問をどこにぶつけていいのか分からないので、とりあえず自分のブログにぶつけたいと思います(笑)
ツインソウル・ツインレイとは「魂の片割れ」と言われています。
まず1つ目の疑問は、「魂って分裂するんかい」ということ。
分裂するのなら、どんな理由で?
3つや4つに分裂しないのは何で?
“ワンネス”という捉え方もありますが、「元々1つだった魂が」というのなら、嫌いなあの人も、知らないその人も、全ての魂は元々1つだったのでは?
大好きなあの人だけが「特別な魂」だなんて、なんだかちょっと都合が良すぎる気がします。
2つ目の疑問は「ツインレイは男女のペアである」ということ。
なんで男女限定、恋愛限定なの?
親子や友達じゃダメな理由は?
いわゆる「ランナー・チェイサー」「サイレント期間」って、“恋愛依存・回避依存”の関係そのままです。
ツインレイ関係の発信についているコメントを見ると、「サイレント期間を過ごしていて辛いけれど、彼がツインだと確信しています」というものがとっても多い。
それって、別れた相手への“未練や執着”と、一体何が違うの?
3つめの疑問は、「ツインレイと出会うことで、男性性と女性性の統合が起きる」ということ。
男性性も女性性も、ひとりの人間の中に存在します。
私は、「私の中には、様々な側面があるんだなぁ」と理解し、「どんな私も私でオッケー」と、すべてを受け入れることが“統合”だと考えています。
まるで「ツインレイに出会うと自動的に統合する」とか「ツインレイに出会わなければ統合できない」といったニュアンスで伝えられますし、そもそも「“統合”とは何ぞや」を説明されている方って皆無です。
まずは自分の中の“統合”を目指す方が先なのでは?と感じます。
不快に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、心理学を学んできて、さらに“魂のつながり”も実感できるようになったからこそ、こういった発信を見ても、なんだか薄っぺらく感じてしまいます。
「ツインレイと出会うこと、結婚することが良い」というのは、結局これも良い悪いの“二元論”です。
もちろん、“ツインソウル・ツインレイ”という概念を信じる方はそれでも構いません。
「運命の人」というストーリーは夢がありますし、「特別になりたい」という願望は、誰しもが持っていること。
でもその“概念”が、別れた相手に自分を縛りつけ、執着を手放せなくさせているのだったら、自分で自分を苦しめることになります。
それは、“幸せ”とは真逆の方向です。
スピリチュアルと一口に言っても、今は本当に様々な発信があります。
1人1人が「自分の見たい世界を見ている」ので、これも良い悪いでは無いのですが、加熱しすぎるのもどうなのかな、と。
まぁ、今はなんでも過剰な世の中ですしね…
その中にあって、いかに俯瞰して物事を捉えられるか。
“自分軸”を試され、鍛えられているように感じます。
それではまた