夜のお仕事柄、男性とお話をする機会が多いのですが、“性欲の減退”についての悩みをよくお聞きします。
「歳のせいかなぁ…」と受け入れようとする方が多いのですが、それ、メンタルの問題かもしれません。
確かに、年齢と共に衰える傾向にあるのは事実ですし、持病や生活習慣、元々の体質など、様々な要因も関係しています。
しかし、お話してくれる方の大半は「歳だから」というには少し早い30代後半〜50代前半。
この年代は、職場でも責任ある立場にある方が多いですし、家庭があったり、地域との付き合いなど、「やるべきこと」がとても多いです。
ストレスや睡眠不足は、性欲と深い関係のある男性ホルモン、テストステロンの分泌を妨げます。
ジム通いやスポーツをしている方からはこういった悩みはあまり聞きませんし、80歳を過ぎても「そっちも元気👌」という方もいるぐらいです(笑)
よく「男性はシングルタスク」「女性はマルチタスク」とも言われますが、一つのこと、特に仕事に集中してしまうと、なかなか切り替えが難しい傾向にあります。
お酒を飲んだり、ゲームやパチンコに没頭するのは、思考のスイッチをオフにするためかもしれませんね。
それこそ、“現実逃避できる場所”です。
また、女性には嫌悪されがちですが、キャバクラや風俗などに“現実逃避”を求める方も、やはり多いです。
こういった場所では、自分の話をしても気兼ねなく聞いてもらえますし、日常に支障をきたさない相手なので、ポロっと愚痴をこぼして置いていきます。
女性のみなさんには、そういう場所でしか愚痴をこぼせない男性もたくさんいることを、頭の片隅に置いておいて頂けたらと思います。
パートナーの性欲が落ちると女性は、「浮気してるんじゃないか」「私に魅力が無くなったんじゃないか」と勘違いしがちです。
不安になるのも分かりますが、そこで責め立てたり、余計な詮索をするのは逆効果。
また、メンタルの問題ではなく、単純にマンネリの場合もあります。
大切な人だからこそ、嫌われたくなくて「願望や性癖を言い出せない」というお話もよく聞きます。
女性が思うよりもずっと、男性は繊細で傷つきやすいんですね。
性に関しても、様々な“思い込み”があります。
これもまた別の機会に書こうと思いますが、常日ごろから“何でも話し合える関係性”を築くことって、とても大切ですね。
男性にとっての性欲の減退は、自信や尊厳にも関わりかねないセンシティブな問題。
でももしかしたら、「いい加減、目を逸らさずに問題と向き合って!」という、ご自身の内面からのサインかもしれませんよ。
以前、他の悩みを打ち明けてくださった方から「性欲も戻ってきた」というお話を聞いたので、悩んでいる方の参考になればと思いました。
それではまた