「今年は入院しないでいけるかなあ」と言ったら、
「してもしなくても、精進の面ではどうプラスになるか、わからないじゃない。
おまかせよ」
と、声をかけてくれた人がいた。
ほんと。
人間的にどうあれ
それで誰かの役に立てることがある、
人の気持ちがわかることもある、
祈りが澄まされることがある--
だから、こうなるといい…から離れて
ぼーんと一歩を歩みつづけることなんだろうな。
財物に貪着する者には財を施し、
後に涅槃経を読むことを勧め、
また尊貴の者に対しては愛語をもってその心に随順し、
凡夫、庶民には威勢をもって読ませ、
驕慢者のためには僕使となりて歓喜せしめ、
涅槃経をもって教導いたします。
涅槃経に書いてあった。
やっぱり、相手が高いときには、
どこまでもお仕えして、
涅槃経の一滴をお伝えする・・・
そういうことなんだなぁ。
伝わらないのは、お仕えが足りないんだなぁ。
むかし昔、まだ若かった頃(笑)
仕事をするときは、
「これまでの経緯は?」
「いまはどんな関係なの?」
「課題はなに?」
と、上司が出張するための手みやげひとつを選ぶにも、
できるだけ背景を聞こうとしてた。
今考えると、かなりウザい部下でした……。
ふとね、
あ、全体を聞けば、全体がわかると思ってたんだ な、と。
たしかに、「できるだけ、一生懸命、準備する」ってのは大事なんだけど、
人間なんだから、
どんなに聞いたって、限界があって、
人の気持ちや背景を「全部」知るなんて、ムリ。
だったら、今あるなかで、せいいっぱい工夫したり、準備するのが
まことなんだな、と思った。
ずーーーーっと前、
入信してすぐのころだったなぁ。
職場のクライアントで、苦手な人がいました。
コンプレックスがすごく強くて、
わたしから説明しないと知らないけど、
わたしに聞くのがイヤで、
質問しておきながら、ひとの話をよく聞かないし、
わかったら、最初からわかっていたように言って
わたしが邪魔したみたいに、邪険にされて。
そのころは、けっこう頭にきたんだけれど(笑)
そのときの、チャレンジ。
それは、その人が声をかけてきたら、
「は~い!」って、ぜったい身体をふって、答えること。
とっても急ぐ仕事をしていても、
数秒、数分、その人のために手を止めたからといって、
会社が倒産することも、
世界がひっくりかえることも、
ないかな・・・って、そのときには思えた。
というわけで、3ヶ月くらい、
ちょっとウンザリしながら、取り組んでみた~。
・・・そしたら、
やっぱりその人との関係は改善して
Yukiさんなら、何でも聞けるって
こっそり上司に言ったらしい。
うれしかった。
すっかり忘れてたな。
最近は、めんどくさくって、
「え、急いでる?」
「それは、わたしがやるんだったっけ?」
「何をしてほしいの?」
って、
相手を追い詰めちゃったりして、ちょっと反省。
あのころに帰ってみようっと。
まずは1日だけでも。