春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな

与謝蕪村
 

まどろむような海
穏やかな春の海の情景、

ぼんやり眺めながらまどろむ心地良さ。

 

この透明度

はぁ~海は、いいねぇ。。。

 


お天気も良し
淡路島がほんと近くに見えて、

明石海峡大橋、
小豆島、家島諸島、
遠くに四国まで見えてました。

潮の香りと波の音、そして大きく広がる播磨灘。

 

  

海苔舟も最盛期


昨日は、所属する会の観察会の下見に

行って来ました。
一昨年の6月に定例観察会を

予定していたのですが、

昨年も新型コロナの感染者数急増で中止、
今年は5月にする予定になっています。

てくてくとJR神戸駅へ行き、
新快速でビュンと一駅12分で明石駅で、
山陽電車の普通に乗り換え、
2駅目の林崎松江駅海岸駅へ


海岸までは、とことこ歩いてすぐだ。

 

いつもの如く、

観察熱心なメンバー

なかなか進みません。

 

本番の5月までまだかなりあるので、

植物の様子もずいぶん変わるだろう。

 

浜の散策道(自転車道)のお墓のそば

六地蔵

その傍でアオイ科の植物を

熱心にみなさんが観察中に、

浜へ降りて見たら。。。

鹿さんの碑を見つけたよ。

赤っぽい石の碑

中央に鹿が描かれたプレートがはめ込まれている。

何回もここへきているが、

植物観察に夢中で気がつかなかった。

何だこれ?

 

赤石のいわれとな。。。

明石?赤石?

ふむふむ。。。
”赤い石”が、赤い石、赤石…明石。

となったらしいです。

この先の海に明石の由来となった

赤石が眠っていると思うと

どこかロマンを感じます。。。
 

鹿と言えば。。。

班長のT氏は地元在住

この沖に鹿の瀬(しかのせ)があると、

おっしゃっていたっけ。

 

『播州鹿の瀬』
明石沖かつ淡路島沖の

鹿の瀬周辺の海域である。

ちょうど目の前に見える海だ。

この海域には、砂地の浅瀬が広がっており、

水深は5〜30mで周囲の海(40m以深)から

砂地が盛り上がっている浅瀬は「鹿の瀬」と呼ばれ、

明石海峡を出入りする潮流が作り上げた砂堆であり、

イカナゴが湧く場所として知られる特異な環境だ。

瀬戸内海の浅海底を代表する

生物多様性が残る場所としてきわめて重要な場所だ。

 

さて。。。

肝心な植物観察はと言えば。。。

本番に向けてこれから勉強中であります。

 

ひとつご紹介

たいていどこの海岸でも見られそうな

こちら

ツルナ(蔓菜)

ハマミズナ科 ツルナ属
学名:Tetragonia tetragonoides 

海岸の砂地に自生しており、
古くから食用や生薬として用いられていたという。
茎が蔓のように地面に広がる事から

「つる菜」と呼ばれるようになった。
沖縄などでは「はま菜」などともよばれています。

葉っぱをひとつかじってみたら、

塩味みたいな感じでいける。。。


ツルナは、生薬名、蕃杏(ばんきょう)、
または、浜千舎(はまじしゃ)と呼ばれている。
英語では、

New Zealand spinach(ニュージーランドのホウレンソウ)。
これはイギリスの探検家で知られる、
キャプテン・クックが

ニュージーランドに自生していたものを持ち帰り、
それが栽培されるようになったからだと、

本で読んだことを思い出しました。

肉厚の葉っぱは、

古くから食用になることが知られているが、
シュウ酸を含むので、

食べ過ぎに気をつけてね。


この葉っぱ

キラ☆キラ ピカッピカ
まるで、グラニュー糖をまぶした

お菓子みたいだ。

ルーペで覗くと。。。

 

ズーム!!
顕微鏡モードでカシャ


おぉ~!!びっくりびっくり 

何だこりゃ。。。


浜に行くとよく見かけるツルナ
ツルナかぁ~と、横目で通り過ぎるんだけど、
よく見ると、なかなか おもしろいよ~

 

小さい花がついています。花は葉腋に1~2個。
花の黄色いのはガクの内側の色で、

花びらはありません。
ガクは4または。。。5裂のも見つけたよ。

わかるかな~

表は黄色だけど裏は緑だったよ。。。

 

最終地は八木遺跡公園の先、

明石ゾウの発見地

 

 

みなさま お疲れさまでした。

ココから中八木駅へ向かい解散。

 

なんと。。。

リーダーをしなくちゃいけないことになり、

これから何回かここへ通うことになります。。。

 

今日は春分の日

お彼岸のお中日

暑さ寒さも彼岸まで。。。

曇り空の神戸

肌寒さを感じます。

 

みなさま

素敵な一日をお過ごしくださいませ。