夫がお休みの平日の金曜日に、

夫婦二人でお出かけすることが多い。

当日の朝、

お天気が良いとその時にどこ行こうかと決めることが多い、

先週の金曜日は、

リーダーをしているM小学校の環境体験学習の下見で

お預けだったので、前日から行先を決めていた。

 

神戸から奈良桜井方面に行くには、

阪神高速神戸線、大阪市内中心部を突っ切り、

松原、天理だと約2時間かかるのだが、

夫が別ルートの道を走ってみたいということで。。。

阪神高速湾岸線へ

大阪の街やUSJを横目に。。。

阪神高速湾岸線の三宝から分かれて、

初めては知る、南阪奈道へ

葛城ICで降りると。。。奈良盆地だなぁ~感じる光景

そして。。。

奈良らしい 鹿さんの工事用フェンス 可愛いね

 

しばらく行くと。。。おぉ~!!

高さ32.2m、柱間23mもある日本最大級の「大鳥居」一の鳥居だ。
大きな鳥居の奥にあるのが、大物主大神が鎮まる神聖な三輪山。

それにしても大きな鳥居だ。

鳥居の上に下弦の残月。

 

ここの傍の無料駐車場へとめます。

 

神戸を8時30分に出て、10時過ぎに到着。

大阪の街中を突っ切るのと違って、

渋滞にあわずストレスフリーで、

1時間半で来れるとは。。。意外と近いことに驚く。

 

大神神社に参拝するのは、6年ぶり。

いつも山の辺の道のハイキングの途中での参拝で、

実は、この一の鳥居の参道からはお初なのであります。

一度、この参道から歩いてみたいと思っていたんです。

 

JRの踏切の向こう側、

二の鳥居の手前の参道は、工事中で参道は雑然としていた。

 

平日だが人出が多いので、

写真を撮るのも人を入れないようにするのが難しい。

二の鳥居をくぐり、神聖な境内へと入っていきます。

社殿までは、うっそうと木々が茂る参道を進みます。
鳥居を一歩入れば、空気が一変したのがわかる。。。

厳かな空気に満ちていて、
長い参道を歩くことで心身が浄化されていくようだ。

 

祓戸神社・夫婦岩がありますが、まずは本殿へ

 

  

手水舎の蛇。。。コロナ対策で柄杓はありませんでした。

 

石段を上がると、注連縄

注連縄をくぐると、正面に拝殿が見えます。

 

大神神社拝殿が建つのは、人が入ることを許された三輪山の麓。

拝殿の前に立ち、居住まいをただして、
二礼の後、顔をあげて背筋を伸ばし、
神様が鎮まる場所にまでこの音が届きますようにと、

拍手を力強く二つ。
今日お参りできた喜び、

ご縁を胸に刻みながら、深く一礼。


神でなく、大神  古でなく、最古

これまで、どれだけの人々が

ここで祈りを捧げてきたことでしょう。。。
あまたの思いを受け止め包み込んできた、

大きな神の山に向かうと、

不思議なくらい静かな気持ちになる。

 

心が凛とし、すがすがしい ひととき


「大いなる神の神社」と書いて、大神(おおみわ)神社。

古事記や日本書紀にも記される
日本に8万社以上あるといわれる神社の中で、

日本最古と言われています。

 

出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れた

大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が、
三輪山に祀ることを望まれ、鎮まられたという。

ご祭神がお山に鎮まっていることから、
本殿を設けず、古代より人々は三輪山に直接、

祈りを捧げてきました。
神社の社殿というものができる前から信仰されてきて、
その原初の神祀りを今に伝えています。

国の重要文化財に指定されている拝殿。
鎌倉時代に建立され、

現在の建物は江戸時代に徳川4代将軍家綱によって再建。

大神神社は本殿がありませんので、

拝殿の奥には、

ご神体との結界として

三ツ鳥居(みつとりい)と呼ばれる

独特の鳥居が設けられています。

 

ご祭神 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。
『古事記』や『日本書紀』に登場する国造りの神様で、
「大いなる物の主」の名のごとく、

精霊を含むすべての「もの」を司るといいます。
世の中の幸福を押し広める守護神として崇められ、
そのご神徳は産業の発展から縁結びまで、

あらゆるものに及ぶといいます。

生活全般の守護神として、

大和国一宮、三輪明神として親しまれている。

はるか古代に始まり、

今も変わらず在り続ける。。。
又ご縁をいただき、詣でることができました。

 

巳の神杉(みのかみすぎ)

大物主大神の化身の白蛇が棲むことから、

名付けられたご神木。
蛇の好物である卵が、

参拝者によって供えられていました。


広い境内には、
酒造り、商売繁盛、病気平癒、芸能、学業向上など、
さまざまなご利益のある神社があります。

 

拝殿から二の鳥居の方に戻り、

参道の右手にある「夫婦岩」へ。。。

 

二つの岩が仲良く寄り添っています。
縁結び・恋愛成就・夫婦円満にご利益があるとされる、
霊験あらたかな磐座(いわくら)、神様が宿る石。

 

運命の赤い糸伝説ゆかりの場所でもある。
赤い糸で結ばれた相手が、運命の相手とよく言いますが、
その「赤い糸」のお話が、

日本最古の歴史書『古事記』に記されています。

昔、活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい娘のもとに、
夜になるとたいそう麗しい男性が訪れました。
二人は恋に落ち、ほどなく娘は身ごもります。
驚いた娘の両親は、男性の素性を調べるため、
床に赤土をまき、

男性の着物の裾に糸巻きの麻糸を通した針を、

刺しておくよう娘にいいます。
翌朝、娘が赤土のついたその糸をたどっていくと三輪山に着き、
男性が大物主神だったことを知るお話です。

赤土が付いた糸が大切な人のもとへ導いてくれる、
ということから「運命の赤い糸」と言われるようになったとか。

 

この絵馬には二羽のウサギが描かれています。

大神神社の例祭「大神祭」は、

崇神(すじん)天皇8年卯の日に始まったことから、

卯(ウサギ)は神縁深い干支とされ、

現在も毎月卯の日に神事が執り行われています。

そうそう以前来た時撫でた「なで兎」さんは。。。??

拝殿向かって左側にある「参集殿」。
いつも置かれている、ところにありませんでした。

コロナの影響ですねぇ。。。
撫でられて、ピカピカで、

耳がピーンとなっているのが可愛かったですが。。。

 

 

  

 

この後、祈祷殿の前を歩いて、くすり道の方へ。。。

 

大神神社の参拝

山の辺の道へ

ちょこっと散歩が目的のこの日でした。

 

つらつらと続く。。。