大暑の高知県立牧野植物園その3

 

展示館を出ると、
閉園時間が迫っているので、

駆け足で。。。


優しい香りを放つレモンイエローの花
ユウスゲ(夕菅)だ。。。

鮮やかなレモンイエローこの色が何とも言えない。
花言葉は「麗しき姿」ですって。

 

今の時期、
あちこちでよく目立つクサギの花。

花はいい香り何だけど、

葉っぱの匂いで臭い木=クサギって。。。

ちょっとかわいそうな名だよね。

 

北園と南園をつなぐ連絡道沿い
 

トウテイランの花が涼しさを誘う

 

濃い群青色の花が目を引く

サルビア・グアラニティカ

ブラジル・アルゼンチンあたりの花だそうだ。

 

おっ!!

花が咲き始めてる。。。ラブ

そんなに派手な花でもないのですが。。。

この花に逢いたかったのです。

ここ五台山も自生地のビロードムラサキ

 

昨年の12月に室戸岬の最御崎寺へ
ヤッコソウを探しに行った時に参道でにみかけた、
この毛むくじゃらの木
いったい何だろうと不思議に思い、
よく見ると、白い実がついていたんです。


その時は、何だかわからなかったので写真に納め、
後でネットで調べたら、
ビロードムラサキにたどり着いたのでした。

ムラサキシキブ属は世界に140種もあって、
日本には大きく分けて11種類だということを知った。


秋に熟す果実が紫色になるところから、
ムラサキシキブ(紫式部)という、
何とも優雅な名前を付けられているが、
その中で唯一、果実が白く熟すものが
このビロードムラサキだという。
実の色は白!!

○○紫の名に反して紫色は存在しないのだ。
また秋ではなくて、冬に実が熟するという。

 

牧野富太郎が五台山の標本などをもとに、
1914年に新種として学名を発表したといい、
牧野植物園のある五台山に多く自生している。
ココのは、自生しているものを
そのまま展示しているそうです。

 

盛夏に淡い紫色の花を咲かせるということで、

今回、はじめて、花の観察ができた。

葉の裏に星状毛がみっしり密生している。


ムラサキシキブの仲間で
茎葉に毛が多いのは、ヤブムラサキですが、
こちらビロードムラサキはもっと毛深い。。。

 
触感がビロード (ベルベット) のようなので、
ビロードムラサキと名がついている。

ビロードムラサキ (天鵞絨紫)
シソ科(旧クマツヅラ科) ムラサキシキブ属
学名:Callicarpa kochiana 
属名Callicarpa は「美しい果実」、
種小名kochianaは「高知の」を意味していて、
学名に「高知」が含まれる唯一の種
かの牧野富太郎が

この植物を大切に考えたかが想像できる。

別名:高知紫(コウチムラサキ)
本種が高知県に比較的多いことに由来し、
牧野富太郎が高知県高知市五台山で

採集し命名したことによる。
学名に「高知」が含まれる唯一の種でもあるそうだ。
分布が確認されたのが全国で5県だけという希少種で、
環境省のレッドデータリスト 絶滅危惧Ⅱ類。

地味~で、

傍目には見栄えのする植物ではありませんが。。。

近寄ると趣が感じられます。

学名に高知のつく、牧野センセゆかりの
ビロードムラサキを

しっかり見たいと思っていたので良かった~ニコニコ


タキユリ

 

地味~に咲いてますが。。。

 

キイチゴの仲間かな?君の名は?

 

うん?ランの花のようですが・・・

 

ナリヤランだそうです。

 

ナツズイセン

 

わぁ。。。真っ赤。。。

目立ちますねぇ~

ヒギリ(緋桐)
シソ科クサギ属
学名:Clerodendrum japonicum
japonicumとあるが、日本には自生しない。
花が美しいことから古くから栽培されてきた。
東南アジア原産の常緑低木
緋色(赤色)の花弁と、
桐の様な葉から名付けられたそうです。
従来はクマツヅラ科に分類されてきましたが、
現在はシソ科に移されています。

ひときわ色鮮やかなヒギリ(緋桐)の花
特別長い雄花を目立たせて主張してます。
 

クサギの花に感じが似ている。
それもそのはず、クサギ属なんだ。


花はガクは5裂、
花弁も花筒の先が5裂していて、どちらも緋色です。 
雄シベは4本、雌シベは1本。
どちらも緋色で長く伸びて区別が難しいのですが、
先端を注意してみれば、葯の有無で見分けられますね。

これまた、花言葉がおもしろい。
「幸せになりなさい」ですって~

 

あっ、タマアジサイ?のツボミ?

あらっ?ちょっと違う。。。

 

ヨウラクタマアジサイ。。。だそうだ。

 

いつ訪れても新しい発見のある、牧野植物園だ

 

温室と五台山竹林寺の塔

 

おっと!!

閉園時間が迫ってる~あせる

ダッシュで温室へ

 

。。。つらつらと続く。。。