昨日は、所属する会の一年後の定例観察会の下見で、
北須磨の自然を満喫してきました。
メインの〈よこお野路菊の丘〉は、もちろんですが。。。
住宅地んぼ中の公園、ボンボン山からの景色、
北須磨ニュータウンの中の豊かな自然の残る、
多井畑西地区の里山の風景が印象的でした。
10時に地下鉄名谷駅に9名が集合
駅前の須磨PATIO 懐かしい。。。
以前、垂水に住んでいるころよく買いものにきました。
駅前から住宅地の中の歩道を歩きます。
各地区の街路樹があるようで、まず最初はくるみ橋。
植栽されていたのは、オニグルミと思いきや。。。シナサワグルミ!
紅葉したケヤキ並木を過ぎると竜が台公園
竜が台公園では、ユーカリの木に花が咲いてました。
足元には、かわいいベルのようなユーカリの実
思わず拾ってお持ち帰り~
カラフルな紅葉のナンキンハゼ、白い実もアクセント
この時期にたくさん花を咲かせているダチュラにびっくり
実もついてたよ~♪
シュロガヤツリと思うけど、ご案内してくださるYさんが「パピルス」と。。。
シュロガヤツリ カヤツリグサ科カヤツリグサ属
横から見ると傘のように見れることからアンブレラパピルスと呼ばれている。
紙の原料として有名なパピルス(カミガヤツリ、Cyperus papyrus)と同属だ。
葉は退化して、放射状についているのは総苞という部分だ。
窒素やリン酸など、川の汚染物質を吸収する性質を持っているので、
水質浄化に役立つ植物として、 研究が進められている。
私はシュロガヤツリと思うんだけどなぁ~??
友が丘の公園の奥から山道に。。。しばらく登っていくと。。。
ボンボン山の頂上からの眺望。
高槻のポンポン山なら昔の地元で行ったことがあるけど、
ボンボン山とは。。。低い山ですが、でも良い眺望でしたよ。
須磨の山々やその前に広がる多井畑の里山を望み、
明石大橋まで見渡せました。
遠くにメインの横尾山(左)、そして並んで栂尾山(右)
下って途中で連理の木をみて。。。
土池公園へそこからの景色もなかなか良い。
ここからしばらく行くと多井畑西地区の里山を歩く
住宅地歩きで合間に取り残されたような場所があったりしておもしろい。
大半が山林や農地が占めており、東西に小川が流れる自然豊かな里山地域
多井畑の田園風景のなか小川という名前の川沿いに歩く。
ニュータウンに囲まれた環境にありながら、
身近に自然や生き物にふれあえる貴重な場
自然がたくさんあって、昔ながらの里山の風景も残っているんだ。。。
今年の7月末に神戸市は、須磨区と垂水区にまたがる
多井畑(たいのはた)西地区(約72ヘクタール)のうち
29ヘクタールを取得したと発表。
都市再生機構(UR)が神戸市に無償で譲渡した。
同地区は市街化区域で、これまで住宅や商業施設の開発計画が浮上したが、
何度もまとまらなかった経緯があるという。
神戸市は開発せず里山や農地として保全する方向に転換し、
大都市の住宅地の中にありながら、
自然に触れることができる場として活用したい考えだそうだ。
新型コロナウイルス感染症に伴う新しい暮らし方、
働き方の実現を目指した里山、農地の有効活用を計画。
豊かな自然が手つかずで残っている一方、
里山としての環境を保っていくことなどが課題だろう。。。
ジュズダマに夢中の面々
カラスウリの赤い実みっけ♪
種は打ち出の小づちや結び文みたいでかわいいね。
カマキリの顔にも見えるよ。
これ、お財布にいれるといいとか。。。
まるで、神戸市内じゃないみたい。。。
いろんなみっけものがありましたが、それはお楽しみにとっておきましょう。
旧多井畑小学校の正門跡を通り過ぎて、住宅の間に。。。
松風村雨の墓(右の写真)
須磨にわび住まいした在原行平が愛した、多井畑の村長の二人の娘の墓。
五輪塔二基で、左が姉の「もしほ」(松風)、
右は妹「こふじ」(村雨)のものと伝えられています。
そして、鏡の井(左の写真)
二人が水鏡として使ったといわれている泉だそうだ。
多井畑の厄神さんの前のパン屋さんが天然酵母で美味しいとのこと。
もちろん、みんな買いたいよね~、お昼もとうに過ぎてるし(笑)
とっても美味しいパンでした。この辺では有名だそうだ。
またの機会にご紹介したい。
多井畑の厄神さんの愛称で親しまれている、
多井畑厄除八幡宮は、日本最古の厄除けの霊地だそうだ。
現在の兵庫県神戸市須磨に配流された在原行平や、
一の谷の合戦の際には源義経が祈願したといわれており、
日本最古の厄除けの霊地と伝えられている厄神さんだ。
ココから頭を垂れ、手を合わせる。
やっと、昼食予定の奥須磨公園へ到着(1時半をとっくに過ぎていたよ)
6つの池をめぐる自然地形をそのまま利用した公園だ。
ラクウショウが紅葉していた。
もう、30年位前、垂水に住んでいるころに幼い子供たちを連れて
ザリガニ釣りに来たことを思い出す。。。
ココからは、さっさと歩いて。。。
啓明学院の裏手をのぼっていく。。。
見上げると、山腹に白く見えるがよこお野路菊の丘
途中のフジバカマの植栽地
今年もアサギマダラがたくさん来たそうだ。
とことこのぼって行って。。。
よこお野路菊の丘は横尾山(312m)の中腹にある花の名所
兵庫県花のノジギクが雪の散るがごとくに白い可憐な花を咲かせ、
山の斜面を彩ってました。
今から約10年前、雑草だらけだった山の斜面を地元のボランティアの方々が整備し、
姫路市大塩町の日笠山のじぎく園から譲り受けた挿し穂を植え、育ててきたそうです。
ここは、ご案内していただいたYさんが所属する、
森林ボランティア 「よこおみち森もりの会」 のみなさんが、
丹精込めて 作り上げられた憩いの場でもあります。
雪の散るごとし
山の斜面を真っ白に覆い、光が差すとより一層白さが際立ちます。
黄色い花も。。。
キバナノジギクだそうで、ノジギクの黄花種。
ノジギク越しに明石海峡を望む。
地元の人たちの保護、保全の甲斐あって、
見事な花を見ることができました。
ここで花を育てるのは大変だと思います。
下山し、地下鉄妙法寺駅で解散したのは4時少し前でした。
今回歩いたルートは。。。
名谷駅前~友が台公園~ボンボン山~土池公園~
~ 奥須磨公園~ よこお野路菊の丘~妙法寺駅
下見も兼ての普段あまり歩かない田園風景などを楽しみながら、
最後にメインのよこお野路菊の丘を楽しむコース。
ぐるぐるぐる~と、10数キロ、歩数計は1万歩を超えてました。。。
定例観察会のコースとしては、ちと長いような気がしますので、
コースの見直しが必要ではありますが。。。
北須磨の自然を満喫した充実した一日でありました。
ご案内のYさん ありがとうございました