昨日は、淡路景観園芸学校のAGN(生涯学習修了生の会)の研修旅行。

行先は、咲くやこの花館&私市植物園

すでに何回も行っているところなので、申し込まずいたが、

担当者の方から人数が少ないとお願いされたこともあり、

みんなで行くのも楽しかろう。。。ぐらいの気持ちで参加したのですが、

行く度に感動し、何度も訪れたくなるところでした。

何でも、40名ほどの参加者で、私市植物園へ行ったことあるのは、

私一人なのには、ビックリしました。。。

 

さて、やってきました 

日本最大級の温室 咲くやこの花館、命の塔も見えます。

クリスマスバージョンになってますね


名称の「咲くやこの花館」って好きです。

当時一般公募で決定したもので、

古今和歌集にうたわれている、
「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」の古歌に由来している。

 

まずは、咲くやこの花館 久山敦館長さんの講義

わかりやすい内容でよかったです^^

若いころから50か国あまりの山野を歩き回り、

野生植物の生態調査に打ち込んできたそうで、
館長職の激務をこなしながらも、

「世界には未知の植物がたくさんある」、

また、世界の野生植物そして役立つ植物を

観察しながら学ぶ場の充実をはかることが、

私の使命ですともとおっしゃってました。

 

その後、久山館長さんみずから館内をご案内していただきました。

たくさんの珍しい植物の中の一部ですが。。。こんなの見ました。

ピンポンンキ


実は、食べたことがあって、栗というか、マテバシイみたいな味がしました。

 

 

おっ!これは、お初 未知との遭遇だ。。。

2018年4月に新たな名物登場したそうだ。

酔っ払いの巨木

パロボラッチョ
(学名:ケイバ・インシグニス, 日本名:アケボノキワタ)

 

 


砂漠で長生きする植物キソウテンガイ(奇想天外)。
国内の植物園で最大級を展示しているそうだ。

(館長さんの指し棒。。。よく目立つ色のビーチサンダル(笑))

 

花の万博で話題だった青いケシは、今なお健在でした^^
青いケシの研究家から貴重な新種の種子も譲り受け、栽培しているという。
神秘的な青いケシ。

不定期ですが、季節を問わず楽しめるそうです。
ずっと花を維持することは本当に大変なことだと思った。。。

 

恋の花と呼ばれるクロユリ。
アイヌ民族の伝説によれば、好きな人の近くに想いを込めたクロユリを置いて、
それを相手が手にとると、二人は結ばれる❤

。。。という、ロマンチックなお話がある。

美しい伝説とは裏腹に、漂う香りはなんともいえない雑巾の臭いーー;
近づくと、得体のしれない悪臭がきつくなる。。。残念な花だ。。。

 

大好きな、うさぎ苔もあったよ^^(正式名は忘れちゃった^^;)

 

月下美人も^^

 

館長の講義でもお話のあった、アルミソラの展示がわかりやすい

 

お昼は、食堂で豪華なお弁当。。。お味噌汁もついてました。

 

寒蘭展も開催されてました。
ゆったりと曲線を描く葉の優雅さ、
葉上高く抜け咲く花は清澄な香りを漂わせていました。
愛好家のみなさんが分かりやすく解説してくださいました。

 

そしてバスは、私好みの次の訪問地へ。。。

私は、私市(きさいち)植物園と呼んでいるのですが、

生駒山系の裾野に位置する大阪府交野市私市
正式名称は、公立大学法人 大阪市立大学 理学部附属植物園
昭和25年に大阪市立大学理工学部附属植物園として発足
樹木の収集に力を入れている。

現在約450種を自然に近い形で造形、育成している。
学問的に重要な外国原産樹木、

園芸的に重要な花木・草本類などの収集も行っていて、
まさに自然の宝庫 世界に誇れる植物園ではないでしょうか。

 

睡蓮もまだ咲いてました。。。

 

ココでも職員さんにご案内していただきました。

ラクウショウ(ヌマスギ)、メタセコイアも紅葉し始めてました。

 

メタセコイアの紅葉

メタセコイアは緑→黄→朱色へ衣替え中♪
自然あふれる場所で深呼吸しながら パワーチャージ。
見上げると雄大な枝葉があって、いつ来ても美しいの一言です。

メタセコイアはずっとながめていたくなる木だ
葉の間をすりぬけた優しい光が、水面で輝く。
木の高さは30mになったりすもするそうな。。。
そんなメタセコイアが紅葉し始めて綺麗でした。

 

秋篠宮殿下御視察記念
植物がある園内にあって一番来場者を魅了している植物がメタセコイア

生きている化石と呼ばれる、この植物園はメタセコイアで有名な場所。

 

職員さんの側の木は。。。、日本で二番古いメタセコイア。

1941年に元園長である三木茂博士、
(元大阪市立大学の教授/私市植物園の三代目園長さん)が、

化石植物として命名したのがメタセコイアで、
もう絶滅してしまった植物と考えられてたものが中国湖北省にまだあるとわかり、
生きた化石といわれている植物になりました。

その後、三木博士の尽力により、
1950年にメタセコイアの苗木100本が日本に届き、
その送られた100本の苗木から日本でもメタセコイアが
全国各地でも見られるようになっていくわけですが
東京の小石川植物園にも1949年に植えられているのを見たことがあり、
それらが日本で一番古いメタセコイアで、

ココのは、日本で二番古いということだそうだ。

 

真っ赤というのでなく、
黄色・オレンジ色・朱色・紅色と色の変化と奥行き感があり、
本当にきれいな紅葉だ。

はぁ〜うっとり。。。

 

 

モチツツジの返り花

 

サザンカ サザンカ咲いた道〜♪

富士の峰という名札がついてました。

霊峰に積もる雪の美しい白かな?


2018年9月の台風21号の被害がひどく、
研究対象樹木が400本以上倒木したそうです。

公園などでは一定の高さで剪定することが多いですが、
当園では自然樹形を維持するため、
なるべく手を入れずに育成しているそうで、
そのため、倒れた木の中には人の背丈の2倍以上の根をもつ樹木もあり、
その根を間近に観察することができます。

 

樹高40m級だった、倒木したユリノキの根。
命を落とした樹々がいたことは残念ですが、
ユリノキの巨木の根のように、
普段は見られない樹々の姿を観察する良い機会でした。
巨木が間引かれた森からは、新しい個体の成長が始まっています。
今後の変遷を見守っていきたいですね。。。

 

職員のみなさんに見送られて、バスが出て橋を渡ったすぐで、

アクシデントが。。。道路の両側に軽自動車が路駐。。。

世話役さん達が周りを探してもドライバーは??

警察の方がくるまで約40程バスに缶詰。

やっとおまわりさん(一人だけ)が来て、

男性陣みんなで車を移動。。。

バスの中から歓声と拍手が沸き上がりました。。。

やっと動けたのであります。。。やれやれ。。。

バスの運転手さんをはじめ、みなさまお疲れさまでした。

 

今回 お誘いいただいて、お世話いただいた理事のみなさま。

お声をかけていただいた、お久しぶりの方々、

バスの隣に座っていろんなお話にお付き合いくださったTさん。

ありがとうございました。

 

三宮でバスを降りて。。。

「KOBE LIGHT MESSAGE」
今年は、デッキの一部である4ヶ所の歩道橋で、赤・紫・青・緑と、
それぞれ違うカラーなんですね。

大阪の綺麗なイルミをみたので、何だかなぁ〜