日本野鳥の会のツバメのねぐら入りを見よう
-商店街の電線に来るツバメのねぐら入りを見ます-
目と鼻の先で、ツバメのねぐら入りが見られます。

 

・・・との観察会があると、先週、山のお仲間から聞いて、
前もって、その宇治川商店街を何回か偵察していたのですが、
ぜんぜんツバメらしき姿はみつかりませんでした。

気になりながら、昨日の夕方になり、
その日本野鳥の会ひょうごの観察会
「宇治川商店街のツバメのねぐら入りを見よう」にとことこと、

午後5時過ぎに集合場所の楠公さん(湊川神社)正門前へ行くと、
日本野鳥の会の緑色の腕章をつけた方がおられ、
続々と参加の方々が集まってました。

会員外は参加費300円を支払い、パンフレットを受け取り待ちます。

前日が加古川でのねぐら入りだったそうで数千羽見られたそうだ。

さて、肝心の宇治川商店街で見られるのかしら?と思っていたら。。。

集合時間の17時半になってリーダーの方が、
「数年前から宇治川商店街の電線にツバメがねぐら入りしていて事務所も近いことで、

全国一斉のツバメのねぐら入りの観察会をすることにしたが、

ここ数週間下見に行ったが、ツバメは見当たらないので、今日は場所を変えて観察します」
「えぇ!!」と声が上がります。
そりゃ生き物やねんから、いない時もあるわねぇ。。。

「電車に乗って水道筋商店街のツバメのねぐら入りを見に行きます」

何人か帰られた方もいたのですが、

私も徒歩圏内でだったので、電車で行くのはちょっとためらいましたが、

せっかくなので、高速神戸駅から阪急電車に乗って王子公園駅へ。

駅の東口を出て、水道筋商店街方面へ向かい橋の上へ

見えたのは、ドバトとカラスとスズメ^^;

一旦、北川の川沿いの公園へ移動するも何も見えず、手持つぶたさ。。。

見えたのは、セグロセキレイのみ^^;

18時半ごろに水道筋商店街へ移動。
また、西郷川の西灘橋の上からねぐら入り等の話を聞き、
空を見上げ、ツバメの来るのを今か今かと待ちます。

通りがかる地元の方々が何の集まりかと聞いて来られます。

夕方西空に見える細い月。

眉月・初月・若月・蛾眉・夕月・月の剣などと呼ばれる。

しばらくすると。。。

何羽かづつですが、何処からともなくツバメが現れ商店街の方へ
おっ。。。

集まったみんなも「おっツバメや」と。。。

夏の夕空を一面に覆いつくす、燕尾のシルエットの乱舞が。。。驚き感動の声。

水道筋商店街東の入り口へ行くと、次々と電線にツバメが戻ってきます。

いやいや。。。人通りの多い商店街の電線がねぐらなんだ。。。

目の前でツバメのねぐら入りが見られるんだ。。。
毎夕、500羽以上のツバメが集まり、電線をねぐらにしているそうです。
ツバメが巣を掛けるのは縁起がいいといいますが、足元を見ると白くなってます。

糞害が大変そうです^^;
ツバメが集団ねぐらとするのは河川敷のヨシ原などが一般的ですよね。
「街なかの人工物をねぐらにする鳥(の種類)が増えている傾向がある。
ツバメがその電線を安心できる場所と感じたのではないか」とのこと。

 

ツバメは、何よりもまず見た目が素敵だ。
燕尾服の語源になっているような
白黒はっきりした美しい体の色や、スッキリしたフォルムがいい。
でもそれだけではありません。平均時速50キロ、
サッと空を切る、飛行能力の高い実力派であるところもまた魅力的。

 

日本野鳥の会では、全国「ツバメのねぐら入り観察会」を開催中なのだそうだ。

「ツバメのねぐら入り観察会」では、
数千から数万羽のツバメたちが舞飛び、
一斉に舞い降りる壮観な眺めを観察しようというもの。
この土日でも近畿各地でツバメのねぐら入り観察会が行われたそうです。

 

ツバメは、春から夏にかけて日本へやって来る渡り鳥。

ツバメは日本の民家や商店の軒先など、
人の営み近くで巣を作り、子育てをし、
そして、秋になると、台湾、東南アジア、オーストラリア北部へ帰って行く。

ヒナが大きくなり巣立ち、日本から去るまでの間、
エサをたくさん食べて、渡りのための準備をする。

その時期に、夜は近隣の河川敷などで集結して休むのです。
自然豊かなところで無く、商店街の電線がツバメのねぐらって。。。
 

すっかり暗くなり、ツバメもねぐらで落ち着いたようで、我々も帰途に。
商店街に集結するツバメの大群の「ねぐら入り」、

みなさんと一緒に体験。
電線で集団で眠るツバメ、

ご近所にツバメが集まって飛びまわっている場所はないでしょうか?
電線に集まっていないでしょうか?

もしそんな場所があったら、
そこで寝ていないか暗くなるまで観察してみてみましょう。
意外と近所の電線でツバメが集団で寝ているかもしれませんね。