脳とブランド・中編 | 粋然荘〈麻布十番〉主人の “ 粋 ” さがしブログ

脳とブランド・中編

前回の続きなんですが、
下手に脳のハナシまで出しちゃって引っ込みつかないので W
テーマ離れますが、中編としてちょっと本気で書かせて頂きたいと思います。

ヒトの脳は一つの意思決定を行う際に、左右の脳が各々別の役割を果たすのだそうです。
右脳はいわゆる直感や閃き左脳検証と分析の働きをします。

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例えば、休日にゴルフに行くか↓、釣りに行くか↑を決める際に、
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まずは右脳
「ともかくゴルフに行きたい!」と初めに考えます。

これに対し左脳
「休みは家族サービスだったし.. 別にいいよな!」
「練習しなきゃ次の接待マズいし..」
「釣りは安上がりだけど、GWが終わった今ならゴルフ割安だしな!」
と、後から検証を行います。

ここでポイントなのは右脳→左脳という順番です。
最初に右脳が意思を示してしまうので、左脳はそれを実行に移すに際しての「合理的理由」をこじ付ける立場を取ってしまいがち、ということなんです。

はなからゴルフに行くことは無意識下で決めてしまっていて、そう決めた理由について後付けで考え、もしもゴルフに行くことを阻害する要因が出て来た時には、左脳が考えた後付けの理論武装で応戦し、あくまでもゴルフに行こうとします(ちょっとおバカさんなカンジですね W)。

ですから、基本的に右脳が示した意志を左脳が覆すことは少なく、もしそうなってもあくまで否決ではなく保留や見送りであり、ゴルフに行きたいという意向が消滅するワケではありません。

よく左脳人間だと言われるヒトも、別に左脳優位なワケではなく、自分の(右脳の)意志がいかにイケてるかについて「左脳的なこじ付け」を語るのが好きな人ってコトなんじゃないかな?W

これをビジネスに置き換えると、
より良いものを・より安く・より便利に・より早く、などの基本的な営業努力は「左脳の干渉」をいかにクリアするか
ブランドづくりというのは「右脳に直接働きかける感覚的価値」をいかにして創り上げ、訴求出来るか
こんなふうに整理できるのではないでしょうか。

ドンキホーテ100円ショップなどは、単純に考えれば前者だと言えますが、私はその本当の答えはその先にあるんじゃないかと思っています。

確かに、最初の来店動機は“ 激安 ” “ 全品100円均一 ” などの謳い文句につられてかもしれません。

でも実際に行ってみると、
「え!これも100円なの?」えっ
「スゲーこんなモノまである!」ショック!
「このヅラ何に使うんだよ www」にひひ
「外にいろんな屋台出てるよ!ラブラブ!
「あれ?出口どっちだっけ?」はてなマークetc..

といったカンジで、無味乾燥な他のディスカウンターでは味わえない、楽しさやワクワク感がそこにはあります(その昔かなり如何わしいモノまで売ってましたよね!にひひ)。

「安い!」「何買っても100円」を最初に印象づけてしまえばある種の安心感が生まれ、以後「左脳の干渉」を受けない「高揚した右脳」が、楽しい売場の演出に踊らされて思うがまま(必要ないものまで)カゴに入れてしまう
言い換えれば「買い物という行動」本来の楽しさを制約無く満喫するってカンジですかね。

そして、このイメージを刻まれてしまった右脳は、「(探せば他に安いトコあるかもしれないけど)面倒だし..」とか「こっちのが近いし」「まぁ100円だし」てな調子でスッカリ左脳をも手なずけて再び行ってしまう。

これがドンキや100圴のマジックではないでしょうか!!
粋然荘〈麻布十番〉主人の “ 粋 ” さがしブログ-ドンペン

あ、気がつけば一人で張切っちゃって、偉そうにスイマセン。
実はブランドづくりや店づくりってのが、私のもう一つの本業なもんで つい にひひあせる

ずいぶん遠回りしてしまいましたが、次回こそ!完結編です。
(え、しつこい?)