子どもと一緒に本格的に日本史を勉強しなおしたい歴史好きな親御さんにおすすめの参考書をご紹介します。

日本史講義 2
時代の特徴と展開
安藤 達朗





薄くて、安くて、内容は濃く、とってもコスパのよい大学受験用参考書です。

タイトルのとおり、時代ブロックごとの特徴と展開を概観するための読み物です。(参考書というより、読み物というのがふさわしい。)

効率の良い暗記のための参考書として期待すると後悔します。

小学生には難しすぎますが、論述問題でそのまま使えるフレーズがたくさん見つかり、自ら歴史の流れや時代の特徴を説明するときにはだいぶ重宝しました。

ひとことで特徴をあらわすと、
スーパーハードコア!

タイトルに“2”とついているのは、この本が昔は駿台レクチャー叢書シリーズの一部であったからで、この巻のみが現在入手できる貴重な著作です。おそらく6巻くらいまであったはずですが、ときの試練を生き延びたのはこの刊のみ。たしか、初版は1996年くらいだったかな?
私が大学受験生だったときに、論述問題対策として購入し、いまでも大切にとってあります。

著者の安藤達朗氏は、駿台の日本史科主任を長らく勤められていた伝説の講師です。なんでも、東大の史学科学生時代に初めての問題集を刊行しているとか。

私が大学受験生だった1990年代後半においては、駿台の東大入試実戦模試の日本史出題の格調の高さ(と難易度の高さ)は見事なものでした。

そんなロングセラーが20年以上も販売され続けていることが驚きですキラキラ

いつ廃版になってもおかしくないので、気になる方はお早めに入手しておくことをおすすめします。

以前おすすめしたことのある、こちら↓『詳説日本史研究』よりはずっと薄いですし。


詳説日本史研究詳説日本史研究
2,750円
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