壁の配置 | 前田等建築設計事務所・日記

壁の配置

耳よりな情報


壁の配置のバランスを考える


 

耐震リフォームは使い勝手などに手を加える一般的なリフォーム工事と

同時に行なわれることが少なくない。

その際、耐力壁がバランスよく配置されていないと、

地震で建物がねじれて災害を大きくする可能性がある。


壁(耐力壁)の配置バランスで大きく影響されるのが偏心率。


耐震診断法では偏心率が0.3以上になると評点が低減されますので、

0.3未満になるように耐力壁の配置を考えないとダメ。


偏心とは建物の重心と剛心の位置のずれ。

いちばん良いのが重心の位置と剛心の位置が同じところ。

こんな建物はほとんどありませんが。


重心とは建物の中心。

剛心とは耐力壁の配置からの位置。


少々専門的になりましたが。



耐力壁のバランスを考えた建物こそは地震に強い建物。


前田等の耐震3原則

 1.耐力壁のバランス


 2.軽い建物


 3.強い地盤