ラパスで激怒
どうも!
気づけば12月。こんなに「忘年会」って言葉を発さない12月も初めてです。
ボリビアの首都・ラパスに着いて早10日。
この街、治安的にはそんなに良くはない、とは聞いていたし、
実際スリにあったり偽警官にあってお金とられそうになったとかいう話も直接聞いていました。
でもなんてゆーかのーんびりとした街なんで、そんな物騒な感じもせず。
安心安全な暮らしをしていたのですが、姉さん、やはり事件は起こりました。
それは昼時、ご飯を食べに行こうと歩いていて、宿近くの広場にさしかかったときでした。
やたら混雑しているその一角、その日も立ち並ぶ無数の露店に買い物客。
ごったごたにごったがえしているその通りを早足で歩いていると
べちゃっ
・・・・なんだ?
何かが顔にかかった気が。
この辺鳩多いからな、フンかけられたのかな、嫌だな。
と、長袖の袖口で顔をぬぐってびっくり。
つばーーーーーーー!!!∑(゚Д゚)
なんだなんだ?汚いよ!と、ごしごし拭いていると背中にぎゅーっと人圧が。
もーしや!
と、腰の後ろ側につけていた小バックを見ると、ちょうどチャックを開けられているところ。
ちょっと!!
と、バッグをつかむと、チャックを空けた犯人はサササーと人ごみの中に消えていったのです。
そう、これは南米でよくある強盗の手口。
通称「つばかけ強盗」と呼ばれています。
ターゲットにつばをかけて、ビックリしている隙に別の仲間がカバンから貴重品を奪うってやつです。
応用編で「ケチャップ強盗」とかもいます。
これって、まあ今回は被害はなかったから良かったけど
(そもそもバッグの中には文庫本とメガネしか入ってなかったし)
被害うんぬんよりも後からとてつもなく怒りがこみ上げてくるもんなんです。
だって、知らない人に、顔につばかけられるんだよ?(知ってる人でも嫌だけどさ)
服の袖でふき取ったけど、洗濯出したばっかりの服だったし。
一連の物事が「つばかけ強盗」だって、脳が認識したのはときすでに遅し。
つばかけたオバサンも、バックから物取ろうとした若い女も姿は見当たらず。
くやしーーーーーーーー!
って気持ちとつばに汚れた服だけが私とともに残されました。
もういまや何もなすすべもなく。
宿に逆戻りして顔を洗って服もとりあえず手洗いしている時の腹立たしさ。
むかつくむかつくむかつくむかつく
そればっかりが呪文のように頭の中をグルグル回る。
見つけたらゼッタイ殴ってた。
それにしても犯人たちに言いたい。
やるのはいいけどさ、つばじゃなくてケチャップにしてくれないかなあ。