45cm以内に近付けたら、2人は恋人同士になれる?!

 

そんな馬鹿な話ある訳ないと思いますか?目

人間だって動物のはしくれ。他人に立ち入ってもらいたくない 「なわばり」を持っています。

この「なわばり」の事を専門用語でパーソナルスペースと言います。

 

 

本題は、そこに飛び込むことができたら?物理距離ばかりではなく、気持ちの距離も急接近できます。

 

 

動物と、人間も無意識のうちに「なわばり」を持っています。 

野良猫でもハトでもある一定の距離から近づくと逃げてしまいますよね。あれが「なわばり」と言うパーソナルスペースです。

 

 

臨床実験

それを確かめる為にバス停のベンチで行なわれた実験があります。

 

実験内容:全長3・6メートルのベンチの端から30センチのところにX氏が座っている場合、次にやってきた人はどこに座るかという実験。

 

15%の人がX氏から2メートル以上離れて座り、X氏との間に靴などの障害物を置きました。

しかも、3人目の人がやって来ても、ほとんどの人は充分なスペースがありながら座ろうとしませんでした。

 

どんなにエアコンが効いていようと満員電車のなかで不快感を感じるのは、「なわばり」の中に見ず知らずの他人が入り込んでくるからです。

日本の通勤ラッシュ時なんて、、、、不快でしかありませんね。

 

アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、人が無意識のうちに持っている「なわばり」を次の8つのゾーンに分類しました。

 

 

①密接距離近接相(0~15センチ)

相手のにおいや体温が感じられる距離で、家族や恋人の距離です。

 

②密接距離遠方相(15~46センチ)

手を使って相手の体に触れることができる距離。恋人や家族以外がこれより内側に入るとストレスを感じます。

 

③個体距離近接相(4~15センチ)

相手を抱いたり体に触れることができる距離。 恋人と友人の微妙な関係。

 

④個体距離遠方相(15~120センチ)

お互いに手を伸ばせば指先に触れることができる距離。 友人ならここまで立ち入れます。

 

⑤社会距離近接相(120~210センチ)

身体的な接触ができない距離で、この距離から人を見下ろしたとき、最も威圧感を感じます。

 

⑥社会距離遠方相(210~360センチ)

仕事上の話をするときに使われる距離。これ以上離れていると、同じ部屋にいても別々なことができます。

 

⑦公衆距離近接相(360~750センチ)

1対1でコミュニケーションが可能な限界距離。

 

⑥公衆距離遠方相(750センチ以上)

1対1のコミュニケーションはもはや不可能で、講演や演説に使われます。

 

 

なお、男性よりも女性の方が短い距離を設定する傾向があります。

「私は彼にどう思われてるの?」と彼の真意をつかみきれないときは、彼に近付いて様子を見てみましょう。

 

彼が4センチ以内にすんなり受け入れてくれたら、あなたは彼にとって恋人レベルです。

 

4~15センチなら多少脈あり。

 

15センチ以内に近付くことを拒まれたら、残念ながらあなたの恋の先行きは不透明かもしれません。