昔から分かっていたんですが、あからさまにこう言われるといよいよって感じがしますよね。

人類滅亡説(笑)

 

え?大袈裟だって?(笑)

 

シャーデンフロイデを感じると、自分のチームが成功するよりも相手チームが失敗するのを見るほうが報われた気分になる。

 

シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude)とは、自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情。

 

「米国では、2020年の選挙でそれが示されたと思います」と、この問題に関連する論文の筆頭著者で、米カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院の助教であるサキエラ・ハドソン氏はこう指摘しました。

 

人の不幸を喜ぶ心理の背景と向き合い方

 

 シャーデンフロイデが社会に与える影響もさることながら、それよりも、そのような感情を抱く本人へ影響の方がはるかに有害だ。ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーは、シャーデンフロイデに関して、「心の底まで悪に染まっている厳然たる証拠」とまで言っている。

 

 この言い方はやや乱暴すぎるかもしれませんが。どんな人でも、時にはシャーデンフロイデを感じることがあるはずですよ。

とはいえ、あまり褒められるような感情でないことは確か。

 

「基本的にシャーデンフロイデは、悪意をもって他人の人間性を否定しているわけです」と、リーチ氏は言う。

そこから抜け出すためにできることのひとつは、相手の立場に立つこと

「他人の不幸に対する最も思いやりのある反応はシンパシー、同情です。その同情は、(相手の立場に立ってみることを意味する)エンパシー、共感から生まれます」

 

 ハドソン氏もこれに同意して、人の感情を利用したり、社会的比較を押し付けようとしたり、勝ち負けだけで世界を見ることを促すような人や場所を避けるよう勧めている。「誰もが勝ち組になれる場所を増やすことです。そうすれば、シャーデンフロイデが生じる確率は低くなります」

これもまた言うのは簡単だが叶えるのは至難の業、それだけ世の中が廃れてきているとも言えます。

個人個人で対策と立てなければどうしようもない。1人1人が成長すれば。。。

 

 自分のなかにシャーデンフロイデがあることを認識し、それを何とかしたいと思うなら、その感情がしばしば自分の自信のなさによって起こるものだということを認識すると良いと、リーチ氏は言う。

「そうすると、自分自身に対する気持ちを、他者の幸不幸に対して抱く気持ちから切り離すことができます」

 

 

 また、日本のネット民にはよくある話だが。。不幸な目に遭った人がいたら、「自業自得だ」「当然の報いだ」という自分の思いが本当に正しいのかどうかよく考えるように勧める。

「誰かの不幸が妥当であると主張するなら、それが本当に真実かを確認すべきです。ただ単に嫌な人が不幸にあっているのを見て自分が喜んでいるから言っているのではないと断言できますか?」

 

 以上のアドバイスを実践するのが難しいなら、少なくとも他人の不幸を喜ぶ気持ちを自分の心のなかだけにとどめておくべきだと、シーゲル氏は言う。「自分のなかにあるシャーデンフロイデに葛藤を覚えるなら、それは良い兆候です。それすらもなく、純粋に人の不幸を喜んでいるとしたら、それが一番残酷です」(参考記事:「地上でいちばん幸せな場所を探して」