うつ病も多様化が始まっている。


厚生労働省調べによると平成26年の患者数調査結果では総患者数111万6千人という結果になりました。平成26年と言うと結構古いようにも感じますが結構な患者数ですね。

 

これが2017年現在でどれほど減っているのかは知る由もありませんが。

 

その中でも増えてきている新しいタイプのうつ病があります、それは非定型うつ病と言うもので新型うつ病とも言われます。なんでこんな事が起きるのか?を考えてみると、現在は様々な情報が錯綜していてグローバル化や多様化など言い方は色々ですが、多種多彩様々な国々からの習慣や考え方などが取り込まれて日本の文化なども衰退傾向にあり、「概念」そのものが大混乱を起こしているのかもしれません。

 

このうつ病もはっきりとした定義はまだないため便宜上こういう呼び方をされていますが、アメリカの精神医学会がつくったDSM-Ⅳ-TRではうつ病と同じく気分障害の1つとして紹介されています。

 


症状

症状としては気分が沈んだり、不安になったり、イライラしたりや頭痛、吐き気を催すなど、従来のうつ病と似た症状が現れます。特徴的なのは、自分にとって好ましいことや都合の良い事があると、気分が良くなると言う事です。

例えば仕事や学校に行く前にはうつ症状が現れ、仕事が終わると急に元気になったり、休日も元気に遊びに出掛けたりします。また、過食や過眠になるのも非典型うつ病の特徴で、他人から拒絶される事に対しては敏感になります。つまり社会不安・対人恐怖の傾向が出てきます。

 

こうした独特の症状から非定型うつ病の人は周囲から自分勝手な人、あるいはそういう未熟者がかかる病気だと偏見を受ける可能性があります。しかし、本人にとっては本当に辛いしどうしていいか解らない病気なんですね。

 

企業の管理職や、社員のメンタルヘルスを担当している方はうつは一般的なうつ病だけではなく、このようなタイプのうつ病もある事を知っておきまましょう。

 

そして「怠けている」と思い込んで頭ごなしに叱るのではなく、相談にのったり、相手の事を理解して心の病に対処したいものですね。

 

 

実際の話では。

上記のようにうつ病、うつ病と言っていますが、精神学会でこのように言われているだけです、実際は本人の考え方や感じ取り方が大きな要因であって上記のような傾向を持っているからと言って「うつ病」と言うわけではありません。

そもそも「うつ病」と言うのは比較的、よく考え、深く考えようとする人です。しかしこの考え方の中に今までの生い立ちの記憶が入っているので偏見の多い世界で小さい頃から生まれ育ち、尚且つよく考えてしまうからこそなってしまう現象です。

 


危険な考え方。

特に日本人に多いのが白黒付けたがる考え方の人です、人間には誰しも二面性がありますので開発された言葉にも二面性があります。上下、右左、白黒、前後、と言ったように中途半端を心底嫌う人がうつ病になりやるいとされています。

 

両極端もその一例で、結構そんな人はどこにでもいますよね、その考え方に輪を掛けて生活状況や環境が関わって来ます。深く考える事はいい事なのですが、深く考え過ぎて周りが見えなくなり閉鎖的な思考になってしまうと大変で、そうなってしまうと他者の声も聞こえなくなってしまいます。

 

 

重要点

最も重要なのが、生活環境です。さきほど言ったように閉鎖的な環境がうつ病を誘発させる根源とも言えます。例えば日当たりの悪い家に住んでいるのに外に出かけたりしなかったり、部屋の空気を入れ替えたりしない場合も閉鎖的な思考が生まれてきます。

 

「この家が駄目」ではなく生活環境をよくして行く工夫が必要だと言う事ですね。日当たりが悪いのであれば散歩や日の当たる所まで数分出ればいいだけの話です。

 

歩くと言った行動にも、公園で森林浴を楽しんだりと工夫は様々です、家から出る事がないのならせめて観葉植物を置くなども工夫です。

 

閉鎖的な環境で生活する事で「面倒」や「動きたくない」と言う思考を誘発し、自らそこから抜け出せない状況を無意識に意図して作ってしまっている所が最も怖い所でもあります。閉鎖的な生活サイクルを作ってしまう事でうつ病になる確率も大きく上がります。

 

最終的には仕事に行きたくなくなり、酷くなれば家からも出たくなくなるわけですね。生活環境の気遣いは大変重要ですので是非考えてみて下さい。

 

 

 


輝優伸でした☆