だいぶ、お久しぶりのブログ更新です。

 

 

2022年12月5~6日、

北海道足寄(あしょろ)にてWAFA(野外災害救急法)の試験を受けてきた。

 

 

まず、野外災害救急法とは、

北米では「Wilderness First Aid」と呼ばれる分野として広く普及している。
「Wilderness」とは、日本語では「ウィルダネス状況下」と訳され、 

 

「傷病への決定的な処置(病院での医療的処置)を受けられるまで時間を要する状況」である。


簡単にいうと、救助が来るまで時間がかかる場所がウィルダネス環境下(僻地)だということ

 

 

 

現在、日本では救急車が到着する時間は平均8分だそうだ。

 

 

都市や街に住んでいると、ウィルダネス(僻地)は想定しなくてもいいかもしれない。

 

 

今、美幸がお世話になっているのは、街から約24キロ離れた森の中

救急車は来るだけで20~30分は最低かかる

 


さらに雪も積もりやすいので、道路は凍結し、到着までに時間を要する

 



 

立派なウィルダネス環境下だ

 

 

気付いたことは、このウィルダネス状況は、

登山したり、離島で釣りしたり、

など簡単に僻地になりうるということ

 

たとえ、こんな狭い日本であっても状況によっては、僻地と隣り合わせだ

 

 

 

今回、美幸が受験したWAFAとは、医療資格がない者でも受けれる資格

通常だと約8万円の受講料だが、今年は北海道からの補助もあり

2万4000円(だったと思う)で受講できた

 

 

国際資格ということもあり、

国にとってはビザ取得の際に有利に働く資格だそうだ

 

 

 

美幸が受けた理由は

素直に現場が好きということ

 

 

 

緊迫した状況のもと、客観的な状況を自分の中に入れ、

『緊急で重要な問題は何か』

を評価し、その処置をしていく

(前職でも、現場が超超好きだったな)

 

 

美幸は医者ではないので、行為には限界がある

しかし、今回得た今の知識で、どれだけのことができるか

その時、その時に自分の最善を尽くす

 

 

 

現場では、複合的な問題が多い

呼吸をしていないが、心臓はかろうじて動いている

ただちに人工呼吸をしたいが、脊椎が損傷している

などなど

 

処置をしたいが、一体、その処置をすることが正解なのか

 

 

生半可な知識が行動を止めてしまうこともある

 

 

でも、講師の先生が

『正解なんてない、自分がこれだと思う根拠に基づき、自分を信じて処置をする』

ことが大切

 

 

 

そして、万が一が起きた時、遺族に自分の処置の理由を説明できるか

 

 

最後に頼れるのは自分

 

 

 

この資格を受けることで

大切な経験をさせていただいた

 

 

 

ところで、試験結果は合格

この試験は、今までにないくらい計画的に勉強したぜ(笑)

 

 

今度は3年後に更新試験

 

 

3年後、日本のどこで何やってるか、はたまた海外に居るか

全く想像できない今だけど

 

 

この資格は更新していきたい

 

 

今回、試験を受けるにあたり、機会を下さった支配人や

サポートしてくださったガイドのご夫婦

 

 

本当にありがとうございました(^^)/