またまたやってくれました。

前作「作兵衛さんと日本を掘る」でユネスコの

「世界の記憶」に登録された映画監督の

熊谷博子さんが創った新作ドキュメンタリーです。

熊谷監督は大学の同期で1975年次稲門会行事に時々参加いただいております。

今回の作品は国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に10歳で入所して80年以上この施設で生活してきたかずゑさんの

歴史です。かずゑさんは22歳の時に同じ入所者の孝行さんと結婚して生活してきましたが、途中病気で手指や足を失い視力もほとんどない状態で現在まで元気に活動しています。

本を出版したり、水彩画を描いたり手足が不自由な人とは到底思えない活躍ぶりです。

つい先日96歳の誕生日を迎えられました。

らい病やハンセン病療養所についての私の知識は何だったんだろうと頭をハンマーでドツカレタような衝撃の映画でした。

「ポレポレ東中野」他で上映中ですので皆さん是非足を運んでいただきたいと思います。

写真は上映後の熊谷監督と元NHKアナウンサー三宅民夫さん(同じく1975年次稲門会の幹事仲間です)との対談場面です。

 

 

令和6年3月1日付日本経済新聞夕刊 シネマ万華鏡に

映画評論家の村山匡一郎さんが紹介していますが、その

写真(夫婦が桜の木の下で休んでいる姿)の情景が本当に

すばらしいです。