我が家の庭には菊がありますが、あちこちに自生しているような状態です。その育ち方と言ったら、自由奔放。スクスク伸びたかと思うと、育ち過ぎたか倒れたり。脇枝が出て花の数が多くなり、小さな花しか咲かなかったり。

 

品種もバラバラなようで、黄色は一番早く咲き出します。白色の花は、一番遅く咲いて初冬辺りまで咲いています。何しろ雑草も生えてくるため、肥料もあげていませんし。

 

それでも毎年芽を出してくるので、一度くらいまともに面倒を見て育てたくなりました。ユーチューブで探すと、プロの方の栽培方法が分かりました。もちろんハウスの中でライトを使った方法までは真似できませんが。新芽の出てくる5月頃、先端を切って挿し芽をしました。

 

 

そして今はもう七月です。のんびりしすぎていますが、育てる場所を探して石灰や肥料を入れて準備していると、どんどん時間が経ってしまいました。二か月も経ってから梅雨の間の薄曇りの日に、やっと植え替えて見ました。

 

 

残っていた使い古しのネットを張り、一本ずつ植えて見たのです。プロの方々は、菊が育つとともにこのネットの高さを変えて行くようです。だんだん上げていくと、茎が曲がらずの真っすぐ育つようなのですが。

 

何しろありあわせの素材を使っているので、ネットの四角が大きすぎるとは思います。十センチ角ですから、その枠の中で傾くことも考えられます。場合によっては、二本の隣り合った菊が最大20センチ離れて育ってもおかしくありません。それだけ斜めに曲がるでしょう。他に目の細かいネットがないので、仕方なく使っています。

 

希望としては、真っすぐ育って切り花に出来ないかなあと妄想しています。うーん、取らぬ狸の皮算用になる予感もします。とにかく、夏の間に大きく育って欲しいものです。