じわじわきてる・・・(*´∀`*)

予告で期待したものとは違うよね。人間が隠れ住むような終末世界になったシリーズ2作品の前日譚ということで、音に反応するあの怪物たちが崩壊前の都市で大暴れ・・するという感じではなかった。

いや、全体の流れとしてはそうなんだけど、派手な感じではない。混乱もすぐに落ち着く。物語の視点はガン?の末期患者で残された時間が少ない女性に移る。そして彼女はこの終末世界で隠れることなく、生きるために、ある場所を目指す。「生き残る」でななく「生きるために」この女性の動機が前2作とちょっと違うところ。

サバイブも見どころではあるんだけど、この女性と、同行する弁護士?のちょっといい話風になってる。でもいい話を展開されてもねえ、オレはもっとグヘヘな映画みにきたのにな、とみてるときは心離れた。正直みおわったときの感想はハズレひいたなと思った。

でもこうやって感想を書くとなると、いい映画だったなとも思う。サバイブでグヘヘな映画ではなかったけど、絶望的な状況の中でも人間らしく前を向くとはどういうことかをみせて、そしてあのラストシーンへつながる。1作目のラストシーンもそうだけど、今回も最高です。今、評価がじわじわ上がってきてる。

前2作からイメチェンしてきた本作。そのイメチェンがちょっと予想外すぎて、劇場ではついていけなかったかな。

でもねえ、よく映画好きな人が「思ってたのと違ったけど面白かった」っていう人いるじゃない。そういう体験ってありそうで、あまりないと思う。やっぱり観る前に思ってたものと違った場合は、軌道修正失敗することのほうが多いんじゃないかな。