ある日・・・・
光は夢を見ていた・・・・
光「う、う~ん・・・・・」
光の夢・・・・
光は、夢の中で子犬と遊んでいた。
しかし、光は子供の姿。
過去の記憶が見せている夢。
子犬の姿が消え、辺りが暗闇に包まれ
足元の地面が割れて、落ちていく・・・・
そのときになると必ず目が覚める・・・・
光はここ数日、同じ夢を繰り返し見ている。
光「また同じ夢・・・・なんで・・・?」
光「いけない!もうこんな時間!!朝練おくれちゃう!!」
光は急いで着替え、大学に向かった。
・・・・・幻魔城・・・・・
各幹部が魔王の前に集まっている。
ファウスト「魔王様、とうとうお目覚めになりました。」
魔王「おぉ!そうか!」
ファウスト「さぁ、こちらへ・・・」
そういうと扉が開きその向こうから、紫色の鎧を身に着け鼻から口にかけてマスクをつけた人物が現れた。
魔王「待ちかねたぞ、蘭丸!」
蘭丸と呼ばれた鎧姿の者は玉座の前に立ち、ひざまづき一礼した。
蘭丸「魔王様、お久しゅうございます。」
魔王「蘭丸よ、また我の為にはたらいてくれるか?」
蘭丸「仰せのままに・・・・」
魔王「くっくっく、それでこそ蘭丸・・・・人間界制覇も早まるというもの・・・皆の者、蘭丸の補佐としてはたらいてくれ」
幹部達は驚いた。
ヌエ「魔王様!いきなり出てきたこやつにひれ伏せと!?」
ファウスト「な、なにを言っているのだ!ヌエ!」
ヌエ「こやつなんぞ、この俺が!」
そういって、蘭丸に飛びかかるヌエ。
蘭丸「はっ!」
そういって、ヌエに向かって開いた手を向けた。
開いた手からは光が放たれ、それと同時にヌエに衝撃波が襲う。
ヌエ「ウガ~~~~~~~ッ!」
ヌエは衝撃波により跳ね飛ばされ、壁に激突した。
その他の幹部たちは唖然としていた。
ヌエ「ッ・・・・・クッ・・・・・いてぇ・・・・」
そういいながら起き上がるヌエ。
蘭丸「あまりふざけたまねをしないことだな・・・・・まぁいい・・・・今回はお前に手伝ってもらうぞ」
・・・・・・・・
大学内・・・・・
大和教授の部屋に集まる5人
光「はぁ・・・・」
風香「ん?どうしたの?光ちん」
光「え?あ・・・ん~・・・えっとね、ここんとこ同じ夢ばっかり見てさ」
風香「ねぇねぇねぇどんな夢?どんな夢?ロマンチックな夢とか?」
そういいながら風香は目をキラキラさせて光につめよる。
光「ちょっと!ちょっとぉ~!説明するからまってよぉ~」
光はそう言って、他のメンバーと教授に内容の話をした。
光るの話が終わり、教授が口を開いた。
大和「で、光はその夢に出てくる犬におぼえがないのか?」
光「知っているような・・・でも、はっきりと思い出せないんです」
光「出てくる場所、周りの風景、すべて覚えているんだけど・・・・その犬だけが記憶から消えているような・・・・・そんな感じ・・・」
光「でも・・・・・ぼんやりとだけど、見たことがある・・・・と思う・・・」
一水「なにか思い当たることでもあるのか?」
光「あのね、夢に出てくる犬の首に巻かれたバンダナなんだけど・・・・そのバンダナ、誕生日にもらったバンダナで当時いつも身に着けてたものなんだ」
突然、ブザーがなった。
レッドラン「おい、大変だ!幻魔があらわれたぞ!」
火呂人「よし!いくぞ!」
4人「おう!」
・・・街中・・・・
幻魔軍のヌエとゴーレム、魔獣兵団の1人フェンリルが暴れている。
ヌエ「人間どもを恐怖に陥れろ~!ア~ッハッハッハ!!」
火呂人「待ちやがれ!幻魔ども!!」
火呂人「みんな!チェンジだ!・・・・・ドラゴンチェンジ!」
レッド「熱き心に宿る紅き炎!ドラゴンレッド!」
ブルー「清き心に流れる青き水!ドラゴンブルー!」
イエロー「煌めく心に光る黄色いイナズマ!ドラゴンイエロー!」
グリーン「大きな心に広がる緑の大地!ドラゴングリーン!」
ホワイト「爽やかな心に吹くま白き風!ドラゴンホワイト!」
レッド「強い心は勇気の証!超竜戦隊!」
5人「リュウケンジャー!!」
暴れる幻魔達に、向かっていく5人。
ゴーレムたちを倒す5人。
フェンリルに立ち向かったイエローが驚き立ち止まった。
イエロー「あ・・・・あれは・・・・・私の・・・・・」
イエローが見たものはフェンリルの首に巻かれたバンダナであった。
ブルー「どうした!?イエロー!」
イエロー「あのバンダナ、私のバンダナ・・・・・なんで???」
フェンリル「グワァァァッ!」
鋭い爪でイエローを切りつける。
イエロー「あ~~~~っ!・・・・・くっ!」
その瞬間、イエローは消えていた子犬のゴンと遊んでいた記憶が次々とよみがえってきた。
イエロー(心の声)「そうだ・・・・あの子はゴン・・・・捨てられていたけど家で飼えないから神社で世話してたんだ・・・」
その場に倒れたイエローは、ゆっくりと立ち上がり
イエロー「あなた、ゴンでしょ?神社で一緒に遊んだゴンでしょ?!」
イエローがフェンリルに問いかけると、フェンリルの動きが止まった。
ヌエ「何をしている!」
フェンリル「ウォーーーーーーーーーーッ!!!」
フェンリルは頭を押さえながら雄たけびをあげ、いきなり走り出した。
ヌエ「おのれ~!不完全なやつめ!!一時退却だ!!」
そういうとヌエは煙とともに姿を消した。
すると、どこからか声が聞こえた。
謎の声「ふん!ヌエ・・・貴様の手下はそんなものか・・」
レッド「だれだ!!」
そこに姿を現したのは、紫色の軽鎧を着た蘭丸であった。
蘭丸「私は蘭丸・・・・貴様らリュウケンジャーを抹殺するためにこの世に呼ばれたものよ」
レッド「なに!?」
蘭丸「早速手合わせ願おうか!」
そういって剣を抜き、レッドに向かっていった。
キーンッ!!
レッドも剣で応戦。
レッド(心の声)「こ、この剣さばき・・・・俺はこいつをしっている・・・」
蘭丸「どうした!お前はこんなものか?」
レッド「っ、くぅっ!」
蘭丸は剣を構えた。
レッド(心の声)「も、もしや?!!!」
レッドは蘭丸の剣をはじき、顔を切りつけるように剣を振り下ろした。
レッド「はぁっ!」
すると蘭丸のマスクが割れて落ちた。
素顔が現れた蘭丸を見た5人は愕然とした。
それは・・・・
捕らわれた森山蘭であった。
5人「っ!!!!」
ホワイト「そ、そんな・・・・・」
イエロー「うそでしょ?!」
ブルー「な、なんで・・・・?!」
グリーン「ま、まさか・・・・?!」
レッド「蘭?!蘭!!」
蘭丸「おのれ~!私を本気で怒らせ・・・・・・・っ?!!」
そういうと、蘭丸の胸のあたりからまばゆい紫色の光が放たれた。
それと同時に蘭丸は突然膝をついた。
蘭丸「うわーっ?!」
蘭丸は頭を押さえて苦しみだした。
謎の声「・・・やめなさい・・・・・・」
しばらくすると蘭丸は苦しみから放たれた。
蘭丸「はぁはぁ・・・・・っ・・・・・今日はこれで引くが次はないと思え・・・・」
そう言うと蘭丸は姿を消した。
5人は元の姿にもどり、落胆した。
風香「どうしてなの・・・・」
火呂人「チクショウ!・・・・」
一水「いったいどうなってんだ?・・・・」
大地「絶対なにかある!」
そういう4人を後ろに、光だけは目に涙を浮かべていた。
光「・・・・・ゴン・・・・・なんで・・・・・」
風香「?・・・・光、ゴンって?」
光は涙をぬぐい話しはじめた。
光「ゴンってね、私が小学生の頃に捨てられていた子犬につけた名前なんだ・・・・当時は団地住まいだったから飼う事出来なくて・・・・」
風香「そっか・・・」
光「でもそのままほっとけなくて、近くの神社の軒下で給食を残してあげたり学校帰りに遊んだり・・・」
光「そんな時に突然いなくなったんだ・・・・そのときすごく悲しくてたまらなかった」
大地「でも、それだけ大切な友達のことわすれていたんだろ?」
光「忘れていたっていうより、思い出したくなかったのかもしれない・・・・泣いてばかりいたらゴンに嫌われるかもって思って・・・・それにどこかできっと逢えるかなって」
一水「しかし、幻魔の魔獣になってたとはな」
火呂人「絶対何かある!蘭だって自分の意思であいつらの仲間になったわけじゃないはずだし・・・必ず元に戻せる時がくる!」
光「そうだね」
5人は幻魔の手にかかった蘭とゴンを救うことを誓うのであった。
第4話その2につづく・・・・