北京からウィーンへ。 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

今週に入って少し体調を崩しており更新ができませんでした。

では続きです。

 

 

 

8時間以上の待ち時間を経て中国国際航空機が北京からウィーンへ向けて飛び立ったのが25日の現地時間の朝3時頃、日本時間に直すと朝4時頃です。東京の自宅を出たのが24日の午前11時前でしたから、そこから実に16時間以上経過していたことになります。これがもしも経由地を挟まない東京〜ウィーン間直行便ならとっくに現地に到着してさらに余りある時間なわけで、当然そこそこの疲労も感じていました。

 

とはいえやっとウィーンに向けて再び移動を始めることがてきたことに当然喜びを感じていた僕でしたが、座席の画面に表示される、飛行機が今地球上のどこを飛行しているかを示す世界地図が、そんな僕にさらなる疲労感の追い討ちをかましてくれたのでした。

 

 

 

 

16時間も経ったのにオレはまだこ、こ、こんなとこにおるのか??!!

 

 

 

ずっと北京にいたのですからまだウィーンへは殆ど近付いていないこと、頭では当然理解していましたが、こうして地図で可視化されると改めてその現実にゲンナリしてしますね(笑)。ウィーンがまるで地の果てにあるように見えますから。。。まあ、仕方ありません。

 

その後の機内では大して何もなかったです。ああ、そういえば周りの乗客はやたら白人のスポーツ選手が多かったですかね。背中に欧州の国名が書かれたジャージを着ている人がけっこういて、ひょっとしたら何かの世界大会が北京で開かれていたのかもしれません。詳細はわかりませんが。

 

 

 

 

一度目の機内食。北京時間からだと朝食にあたるためか若干軽めのメニュー。

 

 

 

 

 

機内食二度目。欧州風メニュー。なかなかでした。

 

 

 

 

 

ヨーグルトにストローが付いていた。
 
 
 
あと上の写真ですが、なぜかヨーグルトを食べるためにスプーンではなくストローが付いていたんですよね。いわゆる「飲むヨーグルト」ではありません。日本でもごく一般的な固形のものなのにです。こんなのは初めて経験しました。中国ではヨーグルトをストローで食べるのでしょうか?よくわかりません。これが機内で起きた最も不思議な出来事でした(笑)。
 
まあそれはいいのですが、その後も飛行機は順調に飛行を続け、北京を離陸してから約10時間後のウィーン時間6月25日午前7時頃、ついにウィーン国際空港に到着しました。
 
まずはオーストリアへの入国審査です。北京からの便ということで乗客の大半は入国にビザが必要な中国人ということもあり、行列が進むのが少し遅いようには感じましたが、さほど待つこともなく数十分で僕の番がきました。審査官はパッと見は気難しそうな旧ドイツ軍将校風の男性です。
 
 
「この訪問ではどこに行くのですか?」
 
「AC/DCのコンサートですよ。」
 
「えっと、それはウィーンで行われるのですか?」
 
「はい、明日ね。(最初の質問は訪問地を聞いていたのだなとここで気づく。)」
 
「どこから来ましたか?」
 
「日本からです。」
 
「AC/DCのコンサートのために?」
 
「そうです。」
 
「オオー、それはクレイジーですね。」
 
(ガチャン)←スタンプを押してくれた。
 
「ありがとう。ダンケ。バイ。」
 
「楽しい時を!バイ。」
 
 
てな感じで無事にオーストリア入国が完了。ちなみに日本人の入国にはビザは不要です。それから預けていた手荷物を受け取り少しベンチで休憩した後空港を出ました。
 
が、実はそこからが問題でした。その頃がだいたい現地時間の午前8時頃で、東京の自宅を出てからすでに28時間ほど経っていました。もちろんかなり疲れていたので少しでも早くゆっくり休憩したい気分だったのは言うまでもありません。
 
しかしホテルのチェックイン可能時間は14時からです。あと6時間もあります。チェックイン前でも手荷物は預かってくれるとのことでしたが、チェックイン時間の前倒しは受付けていないとのことでしたので、ここからさらに何時間も暇を潰さねばなりませんでした。
 
さてさてどうしたものか。少し憂鬱な気分で市内中心部へと向かう鉄道駅へと歩き出す僕なのでした。もちろんなるべく時間がかかるように牛歩戦術を用いて。。。
 
 
 
 
つづく