7月18日、オスロからストックホルムへ。 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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つづき


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7月18日。


オスロ公演の翌日、早くもオスロ及びノルウェーを去る日です。オスロ中央駅から国際特急にて次の公演地スウェーデンの首都ストックホルムへ向かいます。といっても出発は午後3時半過ぎということで午前中は時間がたっぷりあるのでオスロ市内を見て回ることに。


 

 

 

 


オスロの目抜き通りのカール・ヨハン通り。


 

 

 


カール・ヨハン通りをまっすぐ進むと突き当たりに王宮が見えます。



 

 

 


王宮です。




その後正午にホテルをチェックアウト。ストックホルム行き列車の出発時間まではまだかなり時間があったので荷物は依然ホテルに預けて引き続きオスロ市内をぶらり。しかしお世辞にも大きな街ではないオスロですから時間を潰すのは少々苦労しました。とりあえず乗車予定のストックホルム行き国際特急の乗り場の下見でもしておこうかとオスロ中央駅へ。


 


駅前。



 

 

 


駅の入り口。



 


駅構内。


 

しかしここで少し心配になることが。というのは案内板をよく見てみると多くの列車の横に「cancelled」の表示があるのです。


 

 

 

このように。



ひょっとして自分の乗る予定の列車もキャンセルされるのでは?と不安に思い周りの駅員に確認しました。しかし回答はあっさりしていて「15時41分発の列車については、もっとその時間が近づいてからもう一度確認しに来てください。」とのこと。

その後はお腹が空いたので昼飯を食べることに。何度も触れているようにノルウェーは非常に物価が高いのであまりちゃんとしたところに入る気はなく迷わずマクドナルドへ。しかしマクドといえどもやはりノルウェーです。ビッグマック・ポテト・ドリンクのセット、日本なら¥670のものがオスロでは95NOK。なんと日本円にして約¥1,400也。。。クレイジーや。。。

昼食後はもうやることもないので再びホテルへ戻りました。すでにチェックアウトは済ませたもののWiFiはまだ使えるのでね。列車の時間までロビーでネットを見つつ暇をつぶしました。そしていい時間になるとホテルを出てオスロ中央駅へ。ストックホルム行き列車はキャンセルされておらず定刻通り出発とのことで一安心です。そのまま乗り場へ向かいました。

しかし残ったノルウェー・クローネをユーロにしておかねばと乗車直前に思い出し慌てて自動両替コーナーへ。無事両替したものの急いでいたので両替機の前に切符を置き忘れてしまいまいした。幸いすぐに気付いて取りに戻ったのでことなきを得ましたが。。。

 


そして無事に列車へ。



列車は非常に混んでいてほぼ満席でした。なにはともあれこれでオスロの街&ノルウェーともお別れです。物価の高さには本当に参ったノルウェーでしたがそれを除けば治安や人々のマナーがとても良くて安心して過ごすことができたと思います。ありがとうノルウェー!!

そしてここからスウェーデンの首都ストックホルムまで約6時間の列車の旅がスタート。オスロの街を抜けるとそこからは窓の景色はほぼ全て森林のみとなります。最初のうちは「おお、これが文字通り『ノルウェーの森』やなあ。」と喜んでいた僕ですが、あまりにも森林ばかりの景色が続くので途中からは正直飽きてきました(笑)。

しかし出発から1時間以上は経過していたでしょうか、正確な時間は忘れましたがまだ半分は来ていなかったはずです。車内アナウンスが流れ、全ては聞き取れなかったもののどうやらもうすぐノルウェーとスウェーデンの国境を通過するとのこと。これまでいろいろな国を訪れましたが陸路での国境越えというのはこれが初めてだったのでやっぱり興奮してしまいますね。そしてしばらくすると再び、

「グッド・バ~イ、ノルウェー、ウェルカ~ム、スウェーデン!!」

と車内アナウンスが流れその直後に国境を通過しました。


 


国境通過直後。左方向がスウェーデン。ノルウェーとスウェーデン両国の国旗が見えます。



 

 

 

完全にスウェーデンへ入国。さらばノルウェー!!



ただし実際に国境を越えてみると非常にあっけないものです(笑)。以前も触れたようにこの両国はいずれもシェンゲン協定加盟国ですから両国間の移動は国内移動のごとく扱われます。なので今回のこの国際特急による国境越えもパスポートの提示などは一切なくてただの国内列車の移動となんら変わりません。正直なところ「境界線を越える」という感覚で言うと僕の故郷の奈良県と大阪府の県境のほうがよっぽどそれらしさはあります、生駒トンネルとか特にね(笑)。東京~神奈川の多摩川なんかも同じくです。

その後も列車はひたすら森林の中を進んでいきました。ただしスウェーデンに入ってからはそれに加えて湖が多かったように感じます。いかにも北欧という景色ですね。


 

 





ストックホルムまであと2時間くらいというところで僕の隣の席の兄ちゃんが下車。すっかり夕食時でしかも窓側席でずっと自由に身動きが取れなかったのでこれを機会に車内販売コーナーへ。新幹線のように売り子さんが車内までは来てくれなかったのでね。


 

 

ラップサンド(見づらいですが)とビール。合計119SEK(スウェーデン・クローナ)


1SEKが約¥14.5なのでビール500mi缶とラップサンドで約¥1,700也。う~ん、車内販売とはいえスウェーデンもなかなか物価がお高いようですな。。。

その後、森林と湖ばかりだった景色もだんだんと市街地が目立ちはじめたかと思うと列車はストックホルム市内へ突入。ほどなくしてストックホルム中央駅へ到着しました。いやいや長かった。さすがに6時間も列車に乗っていると疲れました。。。

 

下車直後。



 

 

 

 

なんかあきらかにオスロ中央駅より大きくて人も多そうな雰囲気がしました。



駅を出るとそのままホテルへ向かいました。中央駅に隣接するバスターミナルの建物内という抜群の立地なのですが、しかしバスターミナル内をいくら探してもそのホテルの入り口は見つからず。時刻は夜の10時を過ぎていたのでインフォメーションセンターもすでに無人。ということでちょっと道に迷いましたが道行く人に尋ねたところ何とか無事にホテルの入り口を発見。チェックインを済ませてお部屋へ。


 


天井には照明がなく、代わりにベッド横の壁の絵に明かりが灯るという珍しい部屋。




まずはシャワーを浴びてそれから持参したウィスキーを飲んでいたら疲れが一気に押し寄せてきました。そのまま一歩もホテルから出ることなく就寝。明くる日はAC/DCストックホルム公演です。



つづく