私とAC/DC ~その14~ | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

今日はそのままAC/DCストーリーです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

大感動&号泣の2001年2月22日AC/DC大阪公演から札幌に戻った僕は、翌月の3月いっぱいで八年間(留年&休学で長期間在学したのだ)通った大学を退学し、七年間勤めた学習塾の講師のアルバイトも退職して、4月からは住宅リフォームの営業の仕事を始めました。

面接の時には気付かずに実際勤め始めてわかったことなのですが、その会社の事務所に行くと駐車場には車窓が黒塗りのベンツが数台とまってました。事務所内の神棚のようなところにはなにやらサカズキのようなものが飾られていて、壁には毛筆で「国士無双」の文字が刻まれていました。

早い話がアッチ系の会社だったのですね。

コレはマズイと思いましたが、すぐにやめるわけにもいかず、せっせと働く毎日でした。そのうち富山に出張に出されたりしましけたども、一ヶ月経ってこれは限界と判断し退社することにしました。アッチ系だからといって退社するのに特に不都合はなく意外とアッサリ辞める事が出来ました。給料もちゃんと一ヶ月分貰えました。

それから「これ以上北海道に居ても何も変わらない。」と思って東京で働くことにしました。調布で働き始めたのです。

最初は金銭的にも精神的にも余裕のない生活でしたけど徐々に慣れてきまして、いろいろとCDを物色しに新宿や渋谷に出かけるようになりました。

そこで入手したのがまずはこれです。
 


オーストラリア限定盤のAC/DCのアルバムです。


AC/DCの初期のアルバム数枚は、世界デビュー後の日米欧のインターナショナル盤と、世界デビュー前の彼らのデビューの地のオリジナル豪州盤とでは仕様が異ってまして、普通に国内で入手できるのはもちろんインターナショナル盤です。豪州盤は輸入盤でしか入手できないんですが、札幌ではどこを捜しても見つからなかったのです。しかし東京のタワレコやHMVでは当たり前のように販売されていて、さすが国際都市東京だ、と感動しました。

具体的に説明すると、現在の日米欧盤での初期のアルバムはこうですよね。
 


「HIGH VOLTAGE」。
 


「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」。
 


「LET THERE BE ROCK」。


だけどもオリジナルの豪州盤ではこうです。
 


豪州でのデビューアルバム「HIGH VOLTAGE」。
 


続く豪州での2ndアルバム「T.N.T.」

世界デビューの際に、世界発売元のアトランティックレコード社がこの二枚を編集して一枚にまとめたのが、上述の日米欧盤の「HIGH VOLTAGE」なのです。



 


豪州での3rdアルバム「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」。
 


豪州での4thアルバム「LET THERE BE ROCK」。

この二枚は最初は豪州で発売されたのですが、世界発売元のアトランティックレコード社は二枚とも「世界発売には手直しが必要。」と判断しました。そして手直しされて世界発売されたのが上述の日米欧盤の「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」と「LET THERE BE ROCK」です。曲順、収録曲ともに日米欧盤とは若干異なります。


いろいろと札幌では手に入らなかったAC/DC関連のものを続々と入手できて、東京に来てよかったと思いました。

だけど本当にそれを心から実感するのは、ある一枚の海賊盤を入手するまで待たねばなりませんでした。




つづく