双つ星寄り添って煌めいている


近過ぎて遠くて不安になる距離

君の側に居なければ駄目だと思う

なのにどうして自分の部屋なんか

作ってしまったんだろう

一緒にいるのに全く触れもしないで

同じ曲をデュエットなら

やっぱり君と肩並べて聴きたい

君の側に行きたい

君の音は階下に聴こえるけれど

その肌の温もりはここにない

その髪は地上で一番の優しさ

その息は地上で一番の癒やし

君から来ることはあるだろうか

この思い感じているだろうか

互いを中心点に回っている

夜空の小さな双つ星

目を瞑れば昨夜眺めた時間の数だけ

目の裏にいつでもプラネタリウムが

時々恒星が ボッ ボッ フレア

片隅に双つ星並んで瞬いている

遠くに消えて行きはしない

買い被っているだろうか夢追い人は

近くて変わらない僅かな距離のまま

ずっと何億光年も昔

二つの星はひとつ