✳ふと出会った道端に咲く立葵の花に魅了されることも

なかなか開かない第二幕
今日も泡沫の眠りに着くけれど
明日の起動も軌道も決まっていない
障害物競争のあとの種目
双頭の鷲の旗の下に
まだ幾つか競技種目は残っている

歴史に名を刻んだ時は
既に時代遅れになっているとか
父母も師も友もやがて死に絶え
儀式のマナーや段取りばかり
エキスパートになって行く

働き盛りさえ子供のように
軽くいなしたあの好々爺に
近づいていくのか
それはそれで素敵だが

✳去年のナスタチウムがこぼれ種から
 こんなに咲いて拡がりました

まだ棚に上げて置くつもりか
前半人生の後悔を
全力を捧げると誓えずに
くすぶり続けた憧れを

エンディングの冴えない曲は
収まりが悪いに違いないが
耳障りの良いfineを目指して
今はコーダへ向かう時ではない

白いページをめくる勇気と
作演出主演オールマイセルフの
漸く許された自由を自由に描き出す
内なるアイデアの紡ぎ出しを
始める時ではないか


✳この曲は白い足袋を履いてグラウンドを駆けた
 子供が町の主役だった昔を思い出させて
 くれます

 もっとも私は競技より石灰やテントや
 ロープや椅子や放送設備や道具で
 運動会仕様に整備されたグラウンドや
 全校生徒や観衆の親達や出店なんかの方に
 ずっと関心がありましたが・・・

 活気に満ちた運動会はいつ出来るように
 なるやら