★前回の続きです!


私の知らない処では、既に🏥🚑️救急車が呼ばれ、都立荏原病院に緊急搬送されていた!!


私は、大勢の人達による祝福と笑顔を観ながら、色々観て廻っていた

途中で此処は、霊界なのか?👼天国か?

沸々と、疑問が沸いて来ていた

(う~ん!そうね!多分、霊界と呼ばれている所ね!)

母親の小さな声を聴いていた


かなり遠くまで、歩いていた

会う人、会う人は、皆、笑顔で愉しそうだった

畑で作業する人、田んぼで稲を植えてる人、大根を洗っている女性達!

目が合うと、笑顔で手を振ってくれる

道が、アスファルト?に変わると、お店の並ぶ商店街に出た

ふと?気がついた!

此処は、暑くも無く、寒くも無かった

そんな事に気がついた時だった

曾祖父の爺ちゃんが?

(キヨシ?そろそろ帰る時間だよ!)

一瞬、何の事だか?解らなかった

(そうね!此処で暮らすにはまだまだ早いわね!キヨシなら好きな時に来れるわよね?)

母親の言葉!

(帰りたく無いよ!此処に居たい!)

曾祖父の爺ちゃんは、嬉しそうな顔で)

(そうだな!でもそれはもっと先だな!ほれ?迎えが来たぞ!)

爺ちゃんが、指差す方には白いモクモクした☁️曇の様な煙が、グルグルと渦を巻いて近付いて来ます?

(キヨシ!また、遊びにおいでね!)

母親が、手を放した途端に、渦に呑み込まれていた


その頃の病院では?

・後から聞いた話なので?実際は違うかも知れない!

社長夫婦、専務夫婦の立ち合いで、医師の死亡宣告が行われていた様だ


私が、目を醒ましたのは、エアコンでガンガンに冷えた部屋だった

薄い布のカバーと、身体には白い着物を身に付けているだけ?

横を向くと、社長夫人のTちゃんが、顔を押さえて泣いている?

ゆっくり白い布を避けて、Tちゃんの方に向いて、ベッドに腰掛ける様にしていた

キヨシさん!ウッウウ~!

中々気が付いて貰えないので、声を掛ける事にした

オ~イ!Tちゃん!オ~イ!凄く寒いんだよ~!Tッペ!寒いぞう!

やっと気が付いて貰えたが、私を見て震えている?

Tッペ!ホントに寒いよ~!

やっと、Tちゃんが気が付いて、理解した様だ

着ていたカーディガンを脱いで、私の背中に掛けると、Tッペにしばらく抱き締められていた

・・・・・

個人的なやり取りなので、此処は、省略です


落ち着いた所で、ベッドから降りてTちゃんと一緒に、部屋から出てきた

手足は、何とも無く普通に歩ける?

階段を上がり、ナースステーションに向かった

時間は、夜になっていたので、4人の看護婦さんだけでした

普通に歩いて来る私達に、看護婦さんは気にして無い様子でした

カウンターまで来た所で、傍にいた看護婦さんが気が付いて?

どうしましたか?

これには、Tちゃんも笑いながら

この人、生き返っちゃったみたいです!

看護婦さんは?

病室まで歩いて行けますか?

Tちゃんが一瞬、固まった様に見えた

が、直ぐに

いいえ!そうでは無くて、死んだのに生き返ったんです!

Tちゃんの言葉に、奥から3人の看護婦さん達がカウンターに集まっていた

あっ?先程、死亡宣告を受けた人?

看護婦さん達が、驚きざわめき始めると、1人が、飛び出して行った

最初の看護婦さんが、空いている病室のベッドに案内してくれた

とりあえず、このベッドを使ってください!

ベッドに腰掛けると、看護婦さんに仰向けに寝かされた

別の看護婦さんが、心拍数とか、血圧値を計り始める

バタバタ?と、スリッパの音がすると、男の医師と、先程の看護婦さんが入ってきた

ほんとだな?こんな事が有るなんてな?

医師は、看護婦さんからの📋️バインダーのデータを見ながら、瞳孔から身体の隅々を触った

医師と、愉しそうに笑う看護婦さん達が出て行った

しばらく経って、Tちゃんが、家から私服を持って来てくれた


医師からは、明日の朝までは、様子を診てから退院しても良いらしい!と、Tちゃんから言われた

Tちゃんは、隣のベッドで眠っていた

翌朝、直ぐに退院出来ると勝手に思い込んでいたが?

結局、許可が出たのはお昼近くになってからだった

看護婦さんからは?

朝食を食べた方が、良いですよ!

と、言われたけど、病院食は、あまり美味しく無いので好きでは無いのですが?


お昼頃に、正面玄関から出ると、看護婦さん達から大きな💐花束を受け取った

Tちゃんと、タクシーで一緒に家に向かった

締めきった部屋は、ムッとしていた

窓を全開にして、早速、お風呂にお湯を入れた。

この日の夜は、ゆっくりお湯に浸かる事が出来た!!

パソコンは、此処で終わっていますが、部屋には、観たことも無い幽霊達が、出入りしていました。

黒い馬に乗った鎧武者なんて、この時、初めて観ました!

寝室は、2階なのですが、馬の鼻息で窓ガラスが白くなる程です!

武者は、馬から降りると、同じ高さで浮いているのです?

窓を開けると、堂々と部屋の中に入って来たのです!