「フクさんのご両親には結婚前に

私の離婚のこととか子供のこととか

説明しに行こうとは思っているけど

それ以降は今まで通りフクさんが

一人で帰省すればいいと思うんだよね」

 

「そうなの?

たぶん母が『なんで野ばらちゃん

来ないの?野ばらちゃんは忙しいの?

野ばらちゃんはどうしてるの?』

って言うと思うよ」

 

「そう思ってもらえるのは

すごーーーーーく嬉しいけど

私はフクさんの実家に5泊とかできないし」

 

「うちの両親は気にしないよ

逆に喜ぶんじゃないかな

娘がいないからお嫁さんとは

仲良くしたいって昔から言ってたし」

 

「・・・でもお兄さんの奥さんを

悪く言ってるんだよね?」

 

「・・・まぁ、そうだね」

 

「それが現実だよね?」

 

「でも野ばらはうまくやれそうな気がする」

 

「そうじゃないの

うまくやらないとかじゃないの

私も仲良くしたいとは思うの

でもね、もしも私が神や仏であっても

嫁姑っていろいろあるものなの」

 

「そうなの?」

 

「お義母さんはフクさんが大切で

フクさんの幸せを一番に願ってて

フクさんに会いたいの

今まで通り年に2回は必ず帰ってあげて

『結婚して良かった』と伝えてくれたら

それでご両親は満足すると思うから

親ってそんなものだから」

 

「そんなものなんだ」

 

 

 

祖母を見て

母を見て

 

今回息子の結婚問題があって

分かったことがある

 

 

 

産まれる前から繋がりがあって

産まれたときの喜びや

お母さんが一番好きと言ってくれたこと

 

 

無償で愛してきた

世界で一番大切な存在

 

 

 

息子が幸せなら

 

とは思っているけど

 

 

 

本当に今が幸せなの?

その人でいいの?

利用されてるんじゃない?

 

 

 

息子とお嫁さんとのやり取りや

自分に対する態度や至らないところを見て

 

不安になったり不満になったり

 

 

 

ただの嫉妬やお嫁さんにマウントを

取られた感覚もある気がするし

 

関係性的には元カノと今カノみたいな

私の方が好きだしよく知っている!

みたいな複雑な感情の中で

 

 

お互いの距離を考えるのであれば

 

 

私たちは子供を望んでいないし

孫を合わせることもないからこそ

 

 

お義母さんにとって

世界で一番大切な息子として

フクさんとの時間を大切にして欲しいし

 

 

フクさんも

「お母さんが一番好き」

と思っていた息子のままで

お母さんの前ではいて欲しいと思う