先週土曜フクさん宅でトイレに行き

事を済ませトイレットペーパー

を取ろうとすると芯ごとない

 

あわわ

 

となった私は思わずトイレから

 

「フクさん!!!!」

 

と叫んだけど

便座に座った状態で

フクさんに来てもらう?

 

「やっぱり来なくていい!」

 

トイレットペーパーは

背後の棚の上

 

少し腰を浮かせて

精一杯手を伸ばし

どうにかトイレットペーパーの

袋に手が届いて引きずり下ろした

 

 

トイレから出て

 

「なんでトイレットペーパー

付けといてくれなかったの?」

 

「そうだろうなと思って

取ってはいって渡そうと思ったのに

来なくていいって言うから」

 

「あの状況で入って欲しくないよ」

 

「別に気にしないよ」

 

「こっちは気になるの」

 

「野ばらのそうゆう

恥じらいがあるところ好きだよ」

 

「・・・あ、そう」

 

そうじゃなくて

 

ちゃんとトイレットペーパー

くらいつけておいてよ

 

 

 

今週土曜に行くと

もう少しで無くなりそうな

トイレットペーパーは外されて

新しいのが備え付けてあって

その下の小さな棚にも

トイレットペーパーが置いてあった

 

「トイレットペーパーが手の届く

ところにたくさんあったよ!

気を遣ってくれてありがと」

 

「当ホテル利用者様から

クレームがあったから

ちゃんと準備しといたよ」

 

どんなに小さなことでも

言ったらちゃんと改善してくれる


それは当然ではない気がするし

 

常に進歩できる48歳の

フクさんが素敵だなって

 

 

 

そんなことを昨日友達に話したら

 

「もしかして便座に座ってる

のばちゃんが見たかったとか

そんな性癖ではないよね?」

 

「え?」

 

思わぬ言葉に一瞬考えて

 

「恥じらいがあるのがいい

って言ってたからきっと違うと思う」

 

性癖ではないと信じて