「今回こうなってしまったから
今週の顔合わせは見送りたい」
「分かった、りえちゃんの親御さんにも伝える」
「後、入籍だって急ぐ必要は
ないんだから延期してほしい」
「それも分かった」
「お母さんがそう言ってるって
りえちゃんに伝えてもらっていいから」
「今日のこと包み隠さず話した方がいい?」
「それは今はしない方がいい
りえちゃんの負担になるし」
「・・・そうだね」
「でもお母さんは結婚に反対だから」
「うん」
「りえちゃんが仕事続かないと
わかっているのに子ばらの稼ぎだけで
払えないような高い家賃のところに
住んでりえちゃんの生活まで面倒みて
貯金もなければ生活するのもぎりぎり
なのにすぐ仕事を辞めてしまうりえちゃんを
甘やかして、それは子ばらの責任だからね」
「わかってる」
「この先一緒にいてもりえちゃんは
どんどん子ばらに依存するだけだし
それは子ばらにとってもりえちゃんに
とっても幸せなことではないんだよ」
「そうだね」
「結婚てね、一人では頑張れないの
一緒に頑張れる相手じゃないと
結局離婚になるの、お母さんみたいに
離婚って辛いし大変だよ
誰も幸せになれないし
一番の犠牲は子供でその辛さは
子ばらがよくわかっているでしょ」
「うん」
「だからこそよく2人で
ううん、2人じゃなくて
子ばらが1人でよく考えてほしい
りえちゃんと結婚していいのかどうか」
「うん」
「りえちゃんと結婚したら子ばらは
絶対に苦労するしいつかその状況が
嫌になるかもしれない
今は好きだし情もあると思うし
簡単ではないと思うけどでも
ちゃんと自分の幸せを考えてほしい」
「わかった」
「それでもどうしても
お母さんの反対を押し切って
りえちゃんと結婚したいのであれば
お母さんは子ばらとの縁を切るから
それは覚えておいて」
「・・・わかった」
子ばらがどんな人生を選んでも
縁を切るなんてできないし
私がそうできないことを
子ばらもきっとわかってる
計画性を持たずにこんな
結果にしてしまった子ばらにも
せっかく授かった大切な命よりも
自分の甘えを優先したりえちゃんにも
いざというときに子を助けることが
できないりえちゃんのご両親にも
ふざけるなと思うけど
結局私だって
まだ見ぬ命よりも子ばらの幸せを優先した
同類だし
私が20歳で妊娠したときに
「堕ろせ!」
と怒鳴った元主人のお母さんの気持ちが
今になって少し理解ができた
完
子ばらと話し合いの前に
書いたブログでは
コメントや
メッセージや
LINEをくれて
私の気持ちを理解して
励まして背中を押してくれて
本当にありがとうございました
それがあったから
子ばらとちゃんと話すことが
できた気がします
昨日無事
手術が終わりました
これが正しかったかどうか
まだわかりません
普段は3歩歩けばすぐ忘れる
ニワトリ級ポジティブ人間なのに
日曜から
あまり眠れないし食べれないし
かなりのダメージを喰らっています
息子がこの先どんな決断を下すのか
まだわからないけど
見守ることしかできないから
奪った命にたいしては
許されることはないと思うし
でも記録には残しておきたいから
ブログに書きましたが
もしかしたら読んでもらう人にも
負担をかけてしまったかもと思うと
申し訳ない気持ちもあります
いつも温かい言葉をありがとうございます
最後までブログを読んでいただき
ありがとうございました